(株)インフォシティは3日、TVチューナーを搭載したパソコンをサーバーにして、LANで接続したクライアントパソコンからTVを視聴するためのソフト『ドコデモTV』を発表し、同日付けでダウンロード販売を開始した。ソフトは同社のウェブサイトからダウンロードでき、試用も可能。ライセンスキーは、(株)ベクターの運営するダウンロードサイト“プロレジ・シェアレジ”で販売する。価格は3000円。
ドコデモTVの概略図 |
ドコデモTVは、TVチューナーを搭載したパソコンにインストールし、TVチューナーで受信した映像をリアルタイムでエンコードして転送するサーバーソフト『ドコデモTVサーバ』と、ビューワーソフト『ドコデモTVビューア』とで構成されている。コーデックの種類は、MPEG-4やWindows Mediaなどから選択できる。また、ドコデモTVビューアからは、ネットワークの環境や、サーバーとなるパソコンのCPUの負荷に応じて、画質(解像度、ビットレート、フレームレート)の切り替えが可能となっている。解像度(画面サイズ)は、160×120/320×240/640×480ドットの3種類から、ビットレートは64/128/384/596kbpsの4種類から、フレームレートは1秒あたり1~30フレームから選択可能。なお視聴の際には、ドコデモTVビューワーから、ユーザー名とパスワードを入力してドコデモTVサーバに接続するが、1台のパソコンしか接続できないため、複数台のパソコンからは、同時にTVを視聴できない。
ドコデモTVビューワ |
ドコデモTVサーバの動作環境は以下の通り。CPUがPentium 4/Pentium III/Celeron/Athlon XP/Athlon/Duron-500MHz以上(1GHz以上推奨)、メモリーが128MB以上(OSがWindows XPの場合は256MB以上)で、対応OSはWindows 98SE/Me/2000/XP。ネットワークプロトコルはTCP/IPを使用する。このほか、Internet Explorer 5.0以上と、Windows Media Player 6.4以上が必要。
同社で動作確認済みのTVチューナーは、(株)アイ・オー・データ機器の『GV-BCTV3/USB』、『GV-BCTV3/PCI』、『GV-BCTV4/PCI』、『GV-BCTV5/PCI』の4種類。また、ソニー(株)のデスクトップパソコン“バイオW”で動作確認済みとしている。