米MontaVista Software(以下、MontaVista)と、携帯電話向けブラウザなどを開発する(株)ゼンテック・テクノロジー・ジャパン(以下、ゼンテック)は、ワイアレス機器市場をターゲットに協業することを発表した。
ゼンテックは、携帯電話やSTBなどの組み込みシステムをターゲットにした、アプリケーションや開発環境などを提供する企業。これまでJava対応携帯電話向けの統合開発環境『i-JADE』やWebブラウザを提供してきたほか、米Wind River SystemsのVxWorksや、米Red HatのeCosといったプラットフォームに対応した各種アプリケーションやライブラリのほか、さまざまな組み込みプラットフォーム間でのアプリケーション移植を容易にするAPI『Z-API』などを開発している。
今回発表された協業で、ゼンテックは『MontaVista Pertneringプログラム』のメンバーとして、組み込みLinuxプラットフォームにMontaVista Linuxを採用する。さらに、ゼンテックが開発した、JavaベースのcHTMLブラウザ『Nano Browser for Java』(以下、NBJ)およびJava開発環境のMontaVista Linuxサポートを開始する。
MontaVistaは、ゼンテックのNBJや組み込みJavaソリューションを顧客に提供する。
両社は、今回の提携をもとにNBJの拡販とMontaVista Linuxの幅広い市場での普及を目指すとしている。