ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、中国語と5カ国仕様5種類のキーボードがクレバリー2号店で一斉に発売された。販売元はRaccoonという日本国内の会社のようだが、詳細は不明。
クレバリーといえば、かつて在日外国人からの声に答える形でドイツ語版富士通製キーボードが販売されていたのを思い出す方もおられるだろう。
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パッケージより。世界のひととおりの言語は揃っているのだが「さすがに全部は…」ということでひとまず6種類になったとのこと |
キーのレイアウト自体はいずれも同じとなっており、違いはキートップの文字の各国語表記。キー数はWindows関連キーが加えられた109だが、当然ながらIME関連のキーはなく、また両Shiftキーが短くされておりそこに文字キーが入っているなど、日本語109キーボードと比べるとかなりレイアウトが異なっている。
そのほかは、おおむね英語キーボードのアルファベットを各国語に変えたものという感じだが、機能キーを見てみるとそれぞれのお国柄がうかがえるようだ。
ドイツ語
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「End」キーは「Ende」、「Ctrl」は「Strg」だ |
フランス語
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「PageUp」「PageDown」キー、そして「Home」キーまでもが矢印のみで表現されており、ちょっとオシャレ?「End」キーが「Fin」となっているのもどことなく優雅な香りが |
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アルファベットの配列に注目。上段左から読むと「QWERTY」ではなく「AZERTY」となっている。これが世界で唯一フランス語キーボードだけが採用する「AZERTY配列」だ |
イタリア語
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「Pause」は「Pausa」。Enterキーには「invio」とある |
スペイン語
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スペインのほか、南米諸国の多くはこのキーボードということになる。これのみ「Ctrl」キーが「Control」とフルスペルになっている |
中国語
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見れば見るほど、どうやって打つの? と謎が深まる中国語版。右側よりのいくつかのキー、そしてスペースキーに数字が振ってあるところを見ると、右手だけでテンキー的な入力が可能になっているのかもしれない |
なお、店頭ポップによればポルトガル(ブラジル)語版もあることになっているが、こちらの入荷は一歩遅れており28日現在で入荷しているのは以上に紹介した5カ国まで。このほかハングル語版が4月上旬発売予定という。
価格はいずれも2980円。
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