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“フォトエキスポ2002”開催──デジタルカメラ関連製品多数が出品

2002年03月22日 22時10分更新

文● 編集部 佐々木千之

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一眼レフデジタルカメラなど高性能、高機能デジタルカメラの展示は、平日からショーを訪れる熱心なカメラマニアの注目を集めていたようで、かなり長時間に渡って質問する姿が見られた。ただ、製品数を見るとやはり主流は200万~400万画素イメージセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラで、大きさや多機能を競うだけでなく、立体写真が撮れるといったようなユニークな機能を持ったものが登場し、ユーザーとしては選択の幅が大きく広がってきた感がある。

スティックタイプコンパクトデジタルカメラ『DIMAGE F100』
ミノルタがDIMAGE 7iと同日の19日に発表したスティックタイプコンパクトデジタルカメラ『DIMAGE F100』。光学3倍ズームレンズ、400万画素CCDを搭載する。ボディーカラーは写真のインディゴのほか、シルバーを用意する。4月下旬発売予定で、価格は8万8000円
旭光学工業(株)(ペンタックス)は20日に発表したばかりの200万画素CCD搭載コンパクトデジタルカメラ『Optio 230』を多数展示
旭光学工業(株)(ペンタックス)は20日に発表したばかりの200万画素CCD搭載コンパクトデジタルカメラ『Optio 230』を多数展示。Optio 230は180度回転してセルフポートレート撮影できる液晶ディスプレーや、被写体を2度撮影して立体写真が作成できる“3D撮影機能”などユニークな機能を持つ。4月に発売予定で、価格は6万5000円
コニカ(株)は400万画素CCDと光学3倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラでは世界最小(幅94×高さ56×奥行き29.5mm)という『Digital Revio KD-400Z』を参考出品
コニカ(株)は400万画素CCDと光学3倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラでは世界最小(幅94×高さ56×奥行き29.5mm)という『Digital Revio KD-400Z』を参考出品。SDメモリーカードとメモリースティックの両方に対応したスロットを持つ
20日にキヤノン販売が発表した『IXY DIGITAL 300a』『IXY DIGITAL 200a』
キヤノン販売(株)はコンパクトデジタルカメラ『IXY DIGITAL』シリーズの新製品として20日に発表した『IXY DIGITAL 300a』『IXY DIGITAL 200a』を展示。両製品ともに2.7分の1インチ200万画素CCDを搭載するが、300aが光学3倍ズームレンズ、200aは光学2倍ズームレンズを採用している。IXY DIGITAL 300aが4月5日発売予定で価格は6万9000円、IXY DIGITAL 200aが4月25日発売予定で6万3000円
ペンタックスが参考展示していた、デジタルカメラ付き双眼鏡『DIGIBINO(デジビノ) DB100』
こちらはペンタックスが参考展示していた、デジタルカメラ付き双眼鏡『DIGIBINO(デジビノ) DB100』(仮称)。7倍双眼鏡に80万画素CCDデジタルカメラと液晶ディスプレーモニターを搭載し、双眼鏡とほぼ同じ画角の画像が撮影できるという。発売時期や価格は未定で、仕様も変更の可能性があるとしている
8倍双眼鏡にデジタルカメラを搭載した『MEADE BinoShot』
DIGIBINO DB100と同様の発想で8倍双眼鏡にデジタルカメラを搭載した『MEADE BinoShot』。デジカメ部分は30万画素CCDで液晶ディスプレーもないが、1万4800円という価格がポイント。64MBのメモリー(640×480ピクセルの画像45枚分)を内蔵し、WindowsパソコンからUSB経由で画像を取り出す仕組み。5月発売予定

周辺機器関連でも、デジタルカメラ関連製品が大幅にブースを占めている状況は同じだった。ハクバ写真産業(株)や(株)浅沼商会(king)は、バッグ、メモリーケース、液晶ディスプレー用バイザーなど、細々としたグッズを大量に展示していた。また、吉田産業(株)、(株)ケンコーなどはデジタルカメラ用フィルターやコンバージョンレンズを展示していた。そのほかユニークな製品では、浅沼商会の『デジタルカメラ用3wayチャージャー』が目立った。これはACアダプター、DC(カーバッテリー)アダプター、リチウムイオン充電池が一体となった製品で、FinePix、CAMEDIA、Cyber-shotなどで利用できるというもの。ACの海外対応は120Vまでだが、旅行先でなかなか重宝しそうな製品だ。

(株)浅沼商会が参考出品していた、『デジタルカメラ用3wayチャージャー』
(株)浅沼商会が参考出品していた、『デジタルカメラ用3wayチャージャー』。写真でFinePixと三脚の間に挟まっているL字形のものが本体。リチウムイオン電池を内蔵し、ACコンセント用プラグを引き出して直接充電できるほか、ケーブルを接続してデジタルカメラ用ACアダプターとして使える。さらにシガーソケットプラグを使って車内で充電もできる優れもの
デジタルカメラ用3wayチャージャーをたたんだところ
デジタルカメラ用3wayチャージャーをたたんだところ。DC出力は4.6~5.6Vで、対応するデジタルカメラは富士フイルムFinePixシリーズ、オリンパス光学工業(株)CAMEDIAシリーズ、ソニー(株)Cyber-shot Pシリーズ(ただし、それぞれのシリーズ中の機種すべてに対応するわけではない)。外部バッテリーとして利用した場合は、カメラ内蔵のみと比較しておよそ3倍の撮影が可能という。7月発売を目指して開発中で、価格は未定ながら1万円以下にしたいといている
デジタルカメラ専用に開発した“ニッケルマンガン電池”
松下電器産業(株)は“Lumix”ブランドデジタルカメラやフラッシュと合わせて、SDメモリーカードや電池も展示していた。写真は同社が店頭販売を開始したばかりのデジタルカメラ専用に開発した“ニッケルマンガン電池”。アルカリ電池よりも高出力が可能で、デジタルカメラを使った実使用テストにおいて、アルカリ電池の3倍の枚数が撮影可能という(単3型2本を使用した場合。4本使用の場合は約1.5倍)

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