(株)エヌ・ティ・ティ・データは20日、携帯電話や携帯端末とJavaを利用してワイヤレスでインスタントメッセージを利用できるアプリケーションを開発したと発表した。ゲートウェイソフト『AirBridge』とクライアントソフト『Air Messenger』、およびフォーム対応サービス“Air Messenger Bot”で構成される。併せて、グローバル市場に展開するため、最初に北米市場向けのJava対応携帯電話や携帯端末に対応させるとしている。ターゲットとして想定しているのは、携帯キャリアー、ISP、携帯端末メーカーなど。
AirBridgeのアーキテクチャー |
『AirBridge』は、パソコンや携帯端末をシームレスにつなぐゲートウェイソフトで、メッセージング機能と個人情報管理を分離したのが特徴。『Air Messenger』は、マルチキャリアーに対応したJava対応のクライアントソフト。両方とも米サン・マイクロシステムズ社のEコマースポータルサーバーソフト『iPlanet Portal Server Instant Collaboration Pack 3.0』を利用する。また“Air Messenger Bot”は、Air Messengerを利用してフォームを作成し、ユーザーの入力の負担を減らすサービス。
クライアントの画面例 |
利用できるサービスは、ユーザーが自分の状態を登録してほかのユーザーに通知する“プレゼンスサービス”、ユーザー同士がメッセージを交換する“メッセージングサービス”、質問に対する答えをフォームとしてユーザーに送信し、受け取ったユーザーがボタンなどを押すだけで回答を送信できる“フォームフロー”など。日本のJava携帯電話については動作確認済みという。
Air Messengerの機能 |
同社は、日本市場で2002年度中の提供を目指すとしており、サン・マイクロシステムズと協力してマーケティングを行なっていくとしている。