ターボリナックス ジャパン(株)は、企業などのエンタープライズ領域へのLinux適用を推進するため、「エンタープライズLinuxの機能強化」活動への参加を発表した。「エンタープライズLinuxの機能強化」活動は、日本電気(株)、(株)日立製作所、富士通(株)、米IBMなどが中心となって推進しているもので、『Linuxカーネル状態トレーサー』(LKST)などの成果を公開している。
また同時に、ターボリナックス ジャパン(株)独自の取り組みとして、「Enterprise Turbolinux」と称した7項目の開発/ビジネスポリシーを発表した。「Enterprise Turbolinx」の内容は以下のとおり。
- エンタープライズ機能強化
- 日本電気(株)、(株)日立製作所、富士通(株)、米IBMによる「エンタープライズLinuxの機能強化」活動に参加し、開発協力、検証作業、製品販売、サポート提供などを行なう
- 標準規格への準拠
- LSB、Li18nux、FHSなどの標準規格策定に参加するとともに、標準規格に対応した製品をリリースする
- 各種アーキテクチャへの対応
- メインフレームから組み込みまで幅広いアーキテクチャに対応した製品を発売、サポートする
- Linuxエンジニアの育成
- 『Turbo-CE』認定資格や、米CompTIA(コンピュータ技術産業協会)の提供する『Linux+』試験との連携などを通じて、エンタープライズ分野に対応できる技術レベルのエンジニア育成を行なう
- トータルサービスの提供
- 「両輪型のビジネスモデル」に加え、教育、コンサルティング、導入支援、開発、サポートなどのソリューションをトータルに提供する
- パートナー戦略の推進
- TurboLINKSパートナー、OEM提供を行なっているハードウェアベンダーとのパートナー戦略を推進する
- World Wideディストリビューション
- 日米中を開発拠点とし、世界各地のコミュニティと連携を図りながら、米国およびアジア市場を中心としたビジネスを展開する
同社は、今後この「Enterprise Turbolinux」ポリシーに基づいたソリューション提供を行なうとしている。