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E-Plus、欧州初のiモードサービスの提供をドイツで開始――当日のドコモブースとE-Plusブース

2002年03月19日 00時45分更新

文● 編集部 田口敏之

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独E-Plus Mobilfunk社は16日(現地時間)、欧州初となるiモードサービスの提供をドイツで開始した。13日(現地時間)から開催されている“CeBIT 2002”の会場では、E-Plusのブースのほか、昨年に引き続き2回目の出展となるエヌ・ティ・ティ・ドコモ(株)や、欧州向けiモード端末の第1弾となる『n21i』を提供する日本電気(株)のブースなどで、開催初日から、盛んにiモードサービスのPR活動を行なっていた。

常に大勢の人で賑わっていたE-Plusブース
常に大勢の人で賑わっていたE-Plusブース

サービス開始当日、E-PlusとNTTドコモ、両ブースの反応は?

E-Plusのブースでは、実際にiモードに接続できる、n21iの実機を数多く展示していた。注目度も非常に高く、興味深そうにiモードを体験する人や、E-Plusのスタッフに熱心に質問する人の姿が絶えなかった。しかし、サービス当日にE-Plusブースを訪れ、何か特別なイベントを開催するのかと尋ねてみたところ、特に何も、という応えが返ってきた。

iモードの体験コーナー
iモードの体験コーナー
E-Plusのブースで、1時間ごとに行なっていたショーは“ゴーストバスターズ”風
E-Plusのブースで、1時間ごとに行なっていたショーは“ゴーストバスターズ”風

開始時点で、ドイツのiモードサイトは、映画情報サイトや、ドイツ国鉄による電車の乗り換え案内サイト、ホテルの予約を行えるサイトなど、約2000を用意しているという。なお、言語は英語とドイツ語のみに対応しており、日本語のサイトは閲覧できない。

ドイツ版のiモードの“iメニュー”
ドイツ版のiモードの“iメニュー”。当然ドイツ語。ちなみにドイツ語読みで“i-mode”は“イーモーテ”になるが、サービス名の読みは“アイモード”

NTTドコモのブースには、ブースの1部を間借りする形でE-Plusのコーナーがあり、iモードを実際に体験できた。NTTドコモ自体は、n21iの展示や、国内向けの新端末の発表などは行わず、日本のiモード端末とFOMA端末、およびコンセプトモデルなどを出展していた。

NTTドコモブース。こちらにも大勢の人が詰めかけた

展示されている日本のiモード端末でも、iモードサイトを閲覧できるようになっていた。これはどうやって接続しているのかと尋ねてみたところ、実際に接続しているのではなく、サイトのデータや“接続中”の画面は、すべて作りものであるということだった。

日本のiモード端末で欧州のサイトを閲覧できる!? と思ったら作り物
日本のiモード端末で欧州のサイトを閲覧できる!? と思ったら作り物

またドコモブースでは“iモードスタンプラリー”を開催しており、E-Plus、NEC、(株)東芝、および三菱電機(株)のブースに置いてあるスタンプを2個以上集めてきた人に、記念品のバッグを贈呈していた。ちなみにE-Plusと同様に、ドコモもサービス開始当日には特別なイベントなどは行なっていなかった。

スタンプラリーの用紙。E-Plus、東芝、NEC、三菱電機にあるスタンプを2個以上集めればいいだけだが、距離があるので、結構大変
スタンプラリーの用紙。E-Plus、東芝、NEC、三菱電機にあるスタンプを2個以上集めればいいだけだが、距離があるので、結構大変

NECと東芝、欧州向けiモード端末を展示――SIM抜いてみました

NECのブースでは、先にお伝えした通り、n21iの実機の展示を行なっていた。

バッテリーを外すと、SIMの挿入口があった。SIMを抜いてみると、E-Plusのプリントがあった
バッテリーを外すと、SIMの挿入口があった。SIMを抜いてみると、E-Plusのプリントがあった

n21iは欧州向けのGSM端末ということで、ほかの欧州の端末と同様に、電話番号や電話帳を記憶するSIMを利用する。

一応は“N”シリーズということなので、電源プラグの挿入口の形状を確かめてみたが、やはり日本のものとは形が違った
n21iの電源コネクター。一応は“N”シリーズということなので、電源プラグの挿入口の形状を確かめてみたが、やはり日本のものとは形が違った

SIMは、別の携帯端末に電話番号や電話帳を移すことが可能だが、iモード端末の場合どうなるのかと尋ねてみたところ、E-Plusの携帯端末を利用しているのであれば交換できるという。

ちなみにn21iには、欧州の携帯端末にはついていない、ストラップ用の穴もある
ちなみに、欧州の携帯端末にはついていない、ストラップ用の穴もある

iモード端末のSIMは、iモード端末以外に挿しても利用できるし、その逆も可能。ただ、交換が可能なのは、電話番号および電話帳だけで、電子メールやダウンロードした着信メロディーなどは記憶できないという。n21iには、500件までのアドレスをSIMに記憶させることができる。

東芝の欧州向けiモード端末第2弾『TS21i』。残念ながらモックアップの展示のみ東芝の欧州向けiモード端末第2弾『TS21i』。残念ながらモックアップの展示のみ

なお、東芝のブースでも、欧州向けiモード端末第2弾となるTS21iを展示していた。しかし、残念ながら実機はなく、モックアップのみの展示となっていた。同社が発表しているTS21iのスペックとしては、GSM 900/1800MHz、Class 8のGPRSに対応し、256色表示可能なカラー液晶ディスプレーを備える。バッテリーはリチウムイオンで、最大通話時間は120~180分、最大待ち受け時間は120~180時間になるとのこと。16和音による着信音の演奏が可能で、最大10曲までの着信音のダウンロードが可能。また、20枚までの待ち受け画像をダウンロードできるほか、スクリーンセーバーのダウンロードも可能となっている。本体サイズは幅51×奥行き21×高さ120mmで、重さは98gとなっている。

東芝の3G端末のモックアップ
東芝の3G端末のモックアップ

来場者に直撃、iモード端末買いますか?

CeBIT 2002の来場者に、iモード端末を買うかどうか尋ねてみた。すると「とても興味はある」「欲しいと思っている」と、おおむね好意的な答えが返ってきた。

E-Plusのブースで、熱心にiモードで遊ぶ人々
E-Plusのブースで、熱心にiモードで遊ぶ人々

しかし来場者は、一様に「iモード端末は高い!」と述べていた。そこで、価格について聞いてみたところ、n21iは、約250ユーロ(約2万7000円)で市場に出ているという。ドイツでは日本と同様、ものによっては携帯端末を無料で入手できる。それと比べれば、確かに250ユーロという価格は値が張るが、ドイツの人々が、iモードサービスにどれだけの付加価値を見出せるかが、今後の普及の決め手となってきそうだ。

“CeBIT 2002”が開催されたドイツ・ハノーファーの町中の駅では、必ずと言っていいほど見かけたiモードのCM。町中でも大々的に宣伝を行なっていた
“CeBIT 2002”が開催されたドイツ・ハノーファーの町中の駅では、必ずと言っていいほど見かけたiモードのCM。町中でも大々的に宣伝を行なっていた

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