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【CeBIT 2002 Vol.8】BHA、DVDオーサリングソフト『B's DVD』を、“CeBIT 2002”で発表

2002年03月18日 22時40分更新

文● 編集部 田口敏之

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ビー・エイチ・エー(株)は、13日から開催されている“CeBIT 2002”の会場において、DVDビデオオーサリングソフト『B's DVD(ビーズディーブイディー)』と、CD/DVDライティングソフト『B's Recorders GOLD 5(ビーズレコーダーゴールドファイブ)』を、日本での公開に先駆けて発表し、デモンストレーションや展示を行っていた。

『B's DVD』のメイン画面
『B's DVD』のメイン画面

B's DVDは、オリジナルDVDビデオディスクの作成が可能なDVDオーサリングソフト。動画のコンテンツだけでなく、静止画のスライドショーも作成でき、それぞれのコンテンツが混在したDVDビデオディスクを作成できるのが特徴。ソフトウェアを起動すると、それぞれ素材の一覧やプレビューを表示する、3つに区切られたウインドウが表示される。

30種類のテンプレートを用意している
30種類のテンプレートを用意している

DVDビデオの作成は、まずメニュー画面を作成する。メニュー画面の作成は、季節やイベントなどテーマごとに用意された30種類のテンプレートから1つを選択し、素材をドラッグ&ドロップするだけで行える。メニュー上のボタンは、素材をドラッグ&ドロップすれば、自動的にテンプレートに沿った枠が付いたボタンを作成できる。また、パソコンのIEEE1394ポートに接続したDVカメラなどから動画のキャプチャー機能やトリミング機能も備えており、選択した動画の開始時点と終了時点を指定すれば、余分な部分を切り取ることが可能。コンテンツは6つまで作成できる。対応するファイル形式は、MPEG-1/2、AVIの3種類。

静止画のスライドショーの作成もドラッグ&ドロップで行える
静止画のスライドショーの作成もドラッグ&ドロップで行える。ウインドウは3つに区切られ、それぞれ素材の一覧とプレビュー、および作成画面となっている

静止画のスライドショーは、素材の一覧から画像を選択し、作成画面のウインドウにドラッグ&ドロップするだけで作成できる。選択した画像の順番の入れ替えも可能。対応する静止画のファイル形式は、JPEG、BMP、GIFの3種類となっている。そして、すべての素材の選択をし終わったら、記録型DVDメディアに記録するためのボタンを選択すれば、そのまま書き込みを行える。

対応する動作環境は、CPUがPentium II以上、メモリーが128MB以上。Microsoft Direct X 8.1以降が必要。OSは、Windows 98SE/Me/2000/XPに対応する。DVD+RWドライブとDVD-R/-RWドライブに対応している。国内での出荷は、5月下旬の予定。価格は7800円。なお米国と欧州へも出荷を行なうとしており、米国では5月の終わり頃、欧州では6月頃に発売するとしている。なお、国内での製品名は、『B's DVD Artist』になる予定という。

『B's Recorder GOLD 5』
『B's Recorder GOLD 5』のメイン画面。現行バージョンである“v3”から、“5”へとバージョンアップした理由については問い合わせてみたところ「“4”は縁起が悪いから」という答えが返ってきた。

また同社は、同社のCD/DVDライティングソフトの最新バージョンであるB's Recorders GOLD 5の展示も行なっていた。特徴は、プラグイン機能を搭載したこと。プラグインとは、同ソフトにさまざまな書き込みの機能を提供する追加プログラムで、インストールすることによって機能を追加できる。プラグインは、パソコンに接続したデジタルカメラの画像を取り込み、バックアップを行える“デジカメバックアップ”や、複数のCDから曲を選択してCD-R/RWに書き込む一連の作業を行える“My Best CD”など複数を用意している。

“My Best CD”や“デジカメバックアップ”など、小回りのきくプラグイン機能を搭載している
“My Best CD”や“デジカメバックアップ”など、小回りのきくプラグイン機能を搭載している

同社は、このプラグインの有無によって、これまで機能の差が明確でなかった、同ソフトのパッケージ版とバンドル版に機能差をつけたいという。つまり、パッケージ版にはすべてのプラグインが付属するのに対し、バンドル版には付属しない。プラグインは、同社のウェブサイトでの購入とダウンロードを可能にするとしている。

ドラッグ&ドロップするだけで、ダイレクトにメディアへ書き込みを行えるアイコンを表示する
ドラッグ&ドロップするだけで、ダイレクトにメディアへ書き込みを行えるアイコンを表示する

また、ソフトのメイン画面を起動しなくても、ファイルをアイコンにドラッグ&ドロップするだけで、CD-R/RWにデータや音楽データを書き込める“シャッターゲート機能”のプラグインを用意している。書き込み方式は、開発段階ではディスクアットワンスのみだが、発売までにはトラックアットワンスに対応する予定という。

価格は、UDFパケットライティングソフト『B's CLiP』と、すべてのプラグイン(開発段階では7個)を同梱するパッケージ版が9800円で、それらが付属しないスタンダード版が4800円の予定。国内での出荷は、5月中旬に行なうとしている。

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