本体の高速化でGraffiti環境もさらに快適に
ソフトウェア化Graffitiエリアは、右下のキーボードボタンを押すことで、ソフトウェアキーボードに変更できる。下側にはバッテリ残量や時刻、メモリースティックの有無などが表示される。 |
Graffiti&ATOKのレスポンスに関しては、旧機種でも不満を感じることはなかったが、文字認識と変換候補の表示が高速になったことで、文字を書いている自分の速度も上がってくることに気づく。ハードの処理能力が文字入力の速度に与える影響の大きさを改めて実感させられた。
Graffitiエリアをペンでなぞると軌跡が表示されるようになり、Graffitiが従来よりも使いやすくなった。 |
このGraffitiエリアは、右下のキーボードアイコンを押すことで、ソフトウェアキーボードに切り替えられる。Graffitiエリアの下部には「ホーム」「メニュー」「検索」ボタンなども用意するほか、「バッテリ残量」や「時刻」も常時表示される仕組みとなっている。細かいことだが、通常はホーム画面でしか表示されないこれらの情報を常に参照できるのは使いやすさを高めるうれしい配慮だ。
スペック以上に楽しめるデジタルカメラ
回転式のデジタルカメラは、メモリースティックスロットや赤外線ポートともに、ヒンジ部に搭載。撮影時は側面にあるキャプチャボタンを押す。キャプチャボタンの反対側はストラップ取り付け用の穴となる。下側にあるのはオプションの通信アダプタ。 |
CLIE Cameraの撮影画面。焦点距離は35mm換算で35mm相当。簡単な露出/ホワイトバランス調整機能を備えている。 |
プレビュー画面で、各アプリケーションのアイコンを押すことで、画像に手書きのイラストを付加したり、CLIE Mailへの添付が簡単にできる。 |
外付けバッテリにもなる通信アダプタ
通信アダプタはPEG-Tシリーズと同様、スライサータイプ。取り付けると約1.5倍の厚さになる。本体への取り付けコネクタ部分には通信状態を把握するためのLEDなどを装備する。 |
さらに、メールの自動着信機能も備えており、PメールやEメールを着信した際に自動的に受信し、LEDやアラームで通知することも可能だ。この機能が利用できるのは、DDIポケットのサービス(対応するPHSデータ通信カードはNECインフロンティア製の「CFE-01/02」)を利用しているユーザーに限られるが、外出先ですぐにメールを受けたいと考えているユーザーにとっては非常に有効な機能だ。
気になる通信時の電力消費に関しては、編集部で行ったランダウンテストで、2時間30分以上の連続使用が可能だった。常にデータをやり取りしている状態での計測結果であり、実際はこれより長時間の使用が可能になると考えていいだろう。
メモリースティックスロットに取り付けられる周辺機器「CLIE GEAR」をメモリースティックと比較。右から2つ目がBluetoothアダプタ。メモリースティックとほとんど変わらない大きさだ。 |
単3電池×4本でCLIE本体に電力供給できる専用オプション「バッテリアダプター PEGA-BC10」。単3アルカリ/ニッケル水素/ニッカド電池に対応。予想実売価格は4000円弱。 |