いよいよ18日(月曜)にグランドオープンを迎える「アキハバラデパート フジヤマ」。エンターテインメント関連製品を扱うフロアに生まれ変わるアキデパ3Fが果たしてどうなるのか(なってしまうのか)気になる人も多いことだろう。そこで今回編集部では、オープン直前の3Fを直撃。オープンに向けて急ピッチで作業の進んでいる3Fのもようをいち早くお届けする。
端から端まで見渡せる大型フロア
ガンダムから鉄道模型まで
今回、オープンに向けた最終調整中とあって店内の撮影が許可されなかったため、実際のようすはオープンまでお預け。このため、店内のもようについては文章によってお伝えするが、第1印象は2F以上に広さを感じる。2Fならレストラン街にあたる部分までもゆったりとした幅3mの通路が縦断しており、オープン時には端から端までを見渡せそうだ。
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JRデパート口から。15日現在、紅白の垂れ幕がかかっているが、ところどころからガンダム関連の製品や展示物が見て取れる。気になって背伸びをし、覗き込む人の姿も見られた |
JR秋葉原駅のデパート口を下りると、紅白の幕の向こうにガンダムのロゴや写真などを見て取れる。このデパート口すぐ右のスペースはキャンペーン用のスペースで「オープン当初からゴールデンウィークまではガンダム一色」(アキハバラデパート)とのこと。デパート口から向かって左側のスペースは当初の予定どおりカフェとなるが、こちらは25日(月曜)からのオープンになるようだ。オープンまでの1週間は、各種イベントスペースとして運用するとのこと。ちなみに、カフェとキャンペーンスペースは連動し「一般店員は量産型ザク風、主任はシャアザク風のユニフォームを着ます」(同店)というから要チェック。カフェは今後、サイン会やトークショウの会場としても利用される予定だ。
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キャンペーン用のスペース天井から吊り下がっている“GUNDAM ZONE”のポップ | 垂れ幕の向こうに見えるガンダムたち | 通常売価2万8000円のところ特価1万8000円での販売がかねてより告知されている「デンドロビウム」のプラモデルをはじめ、ガンダム関連製品や、それ以外にもオープン特価商品は用意される予定 |
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階段には美少女ソフトメーカーによる無料配布イベントの告知も。最近、アキバのそこら中で見かけるようになりましたが、とうとう駅降りてすぐに… |
キャンペーンスペースの奥にゲートがあり、そこをくぐるとフジヤマのメインスペースだ。向かって左手はコミックやゲーム/アニメ関連雑誌などの専門店“フジヤマコミックス”がどーんと構え、その正面にはゲート側からコンシューマゲーム、DVDソフト、アダルトソフトのコーナーが並んでいる。フロアスペースからすると、ゲームに関しては新作の取り扱いが中心となりそう。一方でDVDソフトは、いわゆる邦画や洋画の扱いがなく、アニメやアイドルに関するものが中心のため、品揃えはかなりのものになりそうだ。なお、書店の奥には講談社の“Kキャラ”コーナーが設けられている。
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これは昨年11月25日の記事で紹介したレイアウト叩き台。当時のレイアウトとは若干異なるが、写真左側の黄色い部分はほぼそのままホビー/模型ゾーンだ |
イメージをいい意味で裏切ってくれるのはこの奥。デパート口から向かってデパートの中央階段より奥はすべてフィギュアなどのホビーやプラモデル、模型ゾーンになっており、特に旧明正堂書店(拡張前)の奥まったスペースはなんと鉄道模型がズラリ。ゾーンの入り口付近には秋葉原駅周辺をモチーフにしたジオラマが作られ、総武線が走っているという凝りようだ。このあたり、対象年齢は上で紹介したゾーンと明らかに異なっており、オトナのための落ち着いたコーナー然としている。アキハバラデパートでは「若い頃興味があったけどお金はなかった、という20代30代の人たちが、ウチを契機にしてホビーに目覚めてもらえれば最高です」という。
アニメやゲームという言葉が一人歩きしたため、“とてつもなく濃いマニア向けショップ”を想像している人が多いのは事実だが、店内自体は意外にも(?)“濃いめのトイザらス”といった雰囲気だ。もっとも、このショップが今後どうなっていくのかを決めるのは客層。どのような人々が3Fへ集まるかにより、ライトにもディープにもなりそうなフロアだと言えるだろう。18日のオープンに注目したい。
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