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Cyber-shot P71/Cyber-shot P31

Cyber-shot P71/Cyber-shot P31

2002年03月18日 19時51分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・行正 和義

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 両機種とも動作は軽快で、とくにP31はレンズバリアの開閉動作はあるものの沈胴がないこともあって撮影可能まで約3秒と高速だ(P71は4~5秒)。少々気になった点としては、P71/P31ともにシャッターボタンを半押しにして合焦すると液晶画面中央の四角いゲージが白から緑に変わり、AEロックがかかると「ピピッ」というビープ音が鳴るのだが、被写体が近すぎるなどして合焦できなかった場合、ゲージは白いままだがビープ音は鳴ってしまう。屋外では液晶の細かな色は判別しにくく少々紛らわしい。

 試用したのが評価用モデルであるため画質に関しては製品版とは異なる可能性があるが、同シリーズならではの鮮やかな発色と少ないノイズが特徴のようだ。

乙女椿
撮影サンプル1。P71での撮影結果。元画像は1536×2048ドットだが、掲載用に480×640ドットにリサイズしている。プログラムAEでマクロを使用。F5.6、1/160秒(Exifデータ値)。撮影サンプル1の中心部を640×480ドットにトリミングしたもの。P71はマクロ時で10cm(広角側)まで近接できる。ノイズ平坦化により人工的すぎる印象を受けたP5/P3に比べるとかなり自然な印象となった。
撮影サンプル2。P31の撮影結果。元画像は1200×1600ドットだが、掲載用に480×640ドットにリサイズしている。プログラムAE、F5.6、1/500秒(Exifデータ値)。撮影サンプル2の中心部を640×480ドットにトリミングしたもの。単焦点ながらオートフォーカスなので描写性は良好なほか、広角f=35mm以下がほとんどないCyber-shotシリーズにしては広角寄りのf=33mm相当レンズなのも好感が持てる。

 P71/P31ともに携帯/撮影ともに気軽に利用でき、充電池と充電器に加えてP71は16MB、P31は8MBのメモリースティック、USBケーブルなども同梱されるため、購入してすぐに使える入門機としてお勧めできる。

Cyber-shot DSC-P31、Cyber-shot DSC-P71の主なスペック
製品名 Cyber-shot DSC-P31 Cyber-shot DSC-P71
撮像素子 1/2.7インチ有効198万画素 1/1.8インチ有効321万画素CCD
レンズ 単焦点f=5mm(35mmフィルムカメラ換算:33mm)、F2.8 光学3倍ズーム、f=8~24mm(35mmフィルムカメラ換算:39~117mm)、F2.8~5.3
記録画素数 1600×1200/1600×1067(3:2)/1280×960/640×480ドット 2048×1536/2048×1360(3:2)/1600×1200/1280×960/640×480ドット
記録メディア メモリースティック(8MB付属) メモリースティック(16MB付属)
液晶モニタ 1.6インチTFT(約6.1万画素) 1.5インチTFT(約12.3万画素)
動画記録 320×240/160×112ドット、MPEG1形式
インターフェイス USB、ビデオ出力、DC入力
電源 単3ニッケル水素充電池(付属)×2本、ACアダプタ(オプション)
本体サイズ 106(W)×39.6(D)×58(H)mm 124(W)×43.6(D)×58(H)mm
重量 231g(装備重量) 284g(装備重量)

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