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最新GPU“GeForce4 Ti4600”搭載の世界最速ビデオカードがデビュー!!第1弾はLeadtekから!

2002年03月08日 20時50分更新

文● 小磯

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パッケージ

 「まもなく登場するまもなく登場する」と言われながら入荷が遅れていたGeForce4 Ti4600搭載ビデオカードがついにアキバデビュー。第1弾となったのはLeadtek(Leadtek Research)製「WinFast A250 Ultra TD」。ごく少量をいち早く入荷したT-ZONE.PC DIY SHOPでは6万4800円で販売を開始している。



DirectXベースの世界最速GPU“GeForce4 Ti”シリーズ
スペックもクロックもGeForce3を引き離す

NV25

 GeForce4 Ti4600(と、下位モデルとなるGeForce4 Ti4400)は、米国時間2月5日にGeForce4 MXと同時発表された、Nvidiaの最新フラグシップGPUだ。コードネーム“NV25”と呼ばれていたGeForce4 Tiでは、GeForce3シリーズで搭載したプログラマブルVertex ShaderとPixel Shader(※1)エンジンの総称“nFinite FXエンジン”を強化した“nFinite FX IIエンジン”を新たに搭載。nFinite FX IIでは、Vertex Shaderの数が従来の倍となる2つになり、単純に性能が2倍となっているほか、Pixel Shaderも新しい命令が追加され、速度の向上が図られている。

※1 Vertex Shader・Pixel Shader ポリゴンの各頂点(vertex)が持っている座標や色、フォグなどの情報情報を演算リアルタイムに演算するエンジンがVertex Shader。これにより、人間の細かな表情や肌の伸び縮みなどをリアルに表現できる。一方Pixel Shaderは、色や透明度をはじめとするさまざまなテクスチャへの効果を任意に変更するためのエンジンで、陰影を持つリアルなテクスチャを表現するために用いられる。これらは“ハードウェアT&L”と呼ばれるポリゴン処理と光源処理のエンジンをDirectX8.xへ対応させるべく拡張したもの。この2つのエンジンを持っているかどうかで“DirectX8対応”かどうかが決まると言っても過言ではない。



VRAMチップ

 当初噂されていたレンダリングパイプラインの増加やパイプラインあたりのテクスチャユニット処理数増加が行われなかったため、GPU自体の基本性能は1クロックあたり8テクセルという点でGeForce3と同じまま。しかしながら、一方で動作クロックをGeForce4 Ti4600で300MHz、Ti4400でも275MHzとGeForce3 Ti500の240MHzから引き上げたことで、テクセルフィルレートはTi4600が24億テクセル/秒、Ti4400が22億テクセル/秒と、GeForce3 Ti500/GeForce3のそれ(19.2億/16億)を引き離し、20億の大台を突破した。またメモリクロックも、Ti4600では325MHz(DDR 650MHz)、Ti4400では275MHz(DDR 550MHz)のBGAチップ搭載により、それぞれ帯域幅10.4GB/秒と8.8GB/秒を実現している。
 コアの処理能力が上がり、ビデオカードの最終的な描画能力に大きな影響を与えるメモリ帯域幅も上がったことは、より滑らかな3D描画の実現とイコールで結ばれる。それだけにこの2点は、3Dゲーマーにとって何よりも重要なパワーアップであると言えるだろう。


GeForce4 TiとGeForce3の主な違い
GeForce4 Ti4600GeForce4 Ti4400GeForce3 Ti500GeForce3
コアクロック300MHz275MHz240MHz200MHz
テクセルフィルレート24億/秒22億/秒19.2億/秒16億/秒
メモリクロック325MHz275MHz250MHz230MHz
メモリ帯域幅10.4GB/秒8.8GB/秒8GB/秒7.36GB/秒

ゴツいチップクーラーが目を引く「WinFast A250 Ultra TD」
3Dゲーマーなら迷わず購入で吉?!

WinFast A250 Ultra TD
「WinFast A250 Ultra TD」

 国内初登場のGeForce4 Ti4600となったWinFast A250 Ultra TDはカードの約7割近くを覆う巨大なチップクーラーが目を引く製品に仕上がっている。「BiTurbo Cooling System」という名が与えられているチップクーラーは、GeForce4 Ti4600チップ、そしてFBGAパッケージで128MB搭載するVRAMをカードの両面から“コ”の字で挟み込む仕様。ボールベアリングタイプで、防じん処理が施されているツインファンは、それぞれGeForce4 Ti4600チップの直上から少しズレたところに配されており、極めてユニーク。ちなみに、このBiTurbo Cooling Systemにより、カードを持った感覚はずっしりと重い。AGPスロットに装着した際に、この重さでAGPスロットが物理的に壊れないか不安になるほどで、不安な人はなんらかの対策を講じた方がいいかもしれない。


「BiTurbo Cooling System」。GPUとVRAMをすっぽりと包み込んでいる。写真中央上がカード裏面で、ビデオエンコーダだけBiTurbo Cooling Systemから外れている。また写真右下を見ると、GPUに対して前後から対策が行われているのがわかる。
BiTurbo Cooling SystemBiTurbo Cooling SystemBiTurbo Cooling System
カード裏面

 このBiTurbo Cooling Systemをはがすと見えるのはGeForce4 Ti4600とVRAMのチップ、そしてSilicon Image製DVIコントローラ。実際の製品では確認できていないが、今週からTSUKUMO eX.で展示されているWinFast A250 Ultra TDでは、コアはA2リビジョンで、“ULTRA”の刻印も見える“NV25”、またメモリは2.8ns(最高357MHz)動作をサポートするSamsung製のDDR SDRAM“K4D26323RA-GC28”を搭載しており、おそらく製品版も同じものだろう。なお、お馴染みのConexant製ビデオエンコーダはカード裏面、BiTurbo Cooling Systemに覆われていない部分に配されている。



カード単品
TSUKUMO eX.で展示されているWinFast A250 Ultra TD。BiTurbo Cooling Systemがはがされている
金のブラケット
ブラケットやコネクタは金メッキされており、最上位モデルらしい高級感を醸し出している

 同梱品はビデオ出力ケーブルと、Leadtek独自のTweakユーティリティ「WinFox」や、ソフトDVDプレーヤ「WinFast DVD」に3Dゲーム「Gunlok」「Dronez」など。6万円を超えるビデオカードというのが一般向けでないのは明らかだが、3Dゲーマーで、とにかくより高い解像度、より滑らかな3D描画を求めるなら間違いなく最良の選択肢と言えるだろう。明日入荷予定だというショップも少なくないが、数はどこもごく少量になる予定であるため、争奪戦になりそうだ。複数ショップや代理店、メーカーによると、来週にはSparkle製品などが店頭に並ぶもよう。



9日現在の価格&在庫情報

9日現在の価格&在庫情報
価格ショップ
\59,990若松通商エルプラザ(取材時点で残り1)
\61,800コムサテライト3号店(完売)
\62,800OVERTOP(完売)
コムサテライト3号店(完売)
\64,799TSUKUMO eX.(予約分で完売)
\64,800コムサテライト2号店(完売)
T-ZONE.PC DIY SHOP(完売)
\65,800TWOTOP 1号店(完売)
価格提示なしフェイス(通販分で完売)
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