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NTT-ME、CATV事業者向けVoIPサービスの商用化に向けた実験を開始

2002年03月07日 19時55分更新

文● 編集部

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(株)エヌ・ティ・ティ エムイーは7日、佐野ケーブルテレビ(株)のCATV伝送路網を利用した、CATVインターネット事業者向けのVoIP(Voice over IP)サービスの商用化に向けた実証実験を8日から約3ヵ間実施すると発表した。

実験イメージ
実験イメージ

実証実験の第1段階として、CATV伝送路網内での音声品質、接続品質などを検証する。具体的には、佐野ケーブルテレビのセンター内にVoIP用ゲートキーパーを設置するとともに、モニター宅(10名程度)側にはVoIP-TAを設置し、佐野ケーブルテレビのインターネット接続サービス“WAKWAK-SCTVインターネット”会員相互での内線番号によるVoIP通話を実現する。実験期間は1ヵ月程度を予定。

第2段階として、NTT-MEの高速IPネットワークサービス“XePhion(ゼフィオン)”上に構築されたVoIPサービス専用網“音声IPプラットフォーム”を利用して、国内・国際電話網と接続する。これにより、音声品質、接続品質、課金などについて検証する。実験期間は4月から2ヵ月程度を予定。通話料金については、NTT-MEのADSLなどのブロードバンドネットワークを利用したIP電話サービス“WAKWAKコール・ゴーゴー”に準拠(国内:従量制で10~20円/90秒、国際:米国16円/1分ほか、世界240ヵ国対象、実験中の基本料金は無料)し、同サービス加入ユーザーとの相互内線通話も実現する。

実証実験終了後、両社は、WAKWAK-SCTVインターネット会員向けに、商用VoIPサービスの年内提供を目指すという。NTT-MEでは、VoIPサービスを検討中のそのほかのCATV事業者にも、サービスを提供していく予定。

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