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キヤノン、『PowerShot A40』などコンパクトデジタルカメラ4機種とフォトプリンターを発売

2002年03月06日 23時48分更新

文● 編集部

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キヤノン(株)とキヤノン販売(株)は6日、コンパクトデジタルカメラ“キヤノン デジタルカメラ”の新製品として、有効200万画素CCDと光学3倍ズームを搭載した『PowerShot A40』、約120万画素モデルの『PowerShot A30』、約120万画素CCDとF2.8の明るい単焦点レンズを搭載した『PowerShot A100』、PowerShot G2のブラックモデル『PowerShot G2 ブラック』の4機種と、ダイレクトプリントに対応した昇華型プリンター『キヤノン カードフォトプリンター CP-100』を発売すると発表した。

『PowerShot A40』
『PowerShot A40』
PowerShot A40の背面
PowerShot A40の背面

『PowerShot A40』と『PowerShot A30』は、2001年3月15日に同社が発表した『PowerShot A20』『同A10』の後継機種。『PowerShot A40』は、1/2.7インチの有効200万画素(総画素数約210万画素)CCDと光学3倍ズームを搭載するほか、原色カラーフィルターと画像処理を高速化する“新映像エンジン”を搭載する。レンズは光屈折率ガラスモールドの非球面レンズを含む7群9枚構成で、焦点距離は5.4~16.2mm(35mmフィルム換算で35~105mm)、F値は2.8~4.8。最短撮影距離は76cmで、マクロ時は16(ワイド端)/26(テレ端)~76cm。レンズアクセサリーの装着部分にはバヨネット方式を採用し、ワイド/テレコンバーターの着脱を容易にしたという。ISO感度は50~400相当。シャッタースピードは15秒から1/1500秒で、ノイズリダクション機能を搭載する。デジタルズームは2.5倍まで。

記録解像度は静止画が最大1600×1200ドットで、動画は320×240ドット/毎秒20フレームの場合で1回あたり約10秒。記録フォーマットは静止画がJPEG(Exif 2.2/DPOF対応)、動画がAVI(Motion JPEG/WAVE)。記録媒体はコンパクトフラッシュ。光学式実像ズームファインダーとモニター用の1.5インチ低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーを搭載する。再生モードは、1枚/インデックス(サムネイル9枚)/10倍までの拡大/オートプレイに対応。

インターフェースは、USBと映像/音声出力(NTSC/PAL切り替え)。専用フォトプリンター『CP-100』『CP-10』を利用したダイレクトプリントに対応する。電源は単3形アルカリ乾電池またはニッケル水素充電池×4本で、ACアダプターも利用できる。本体サイズは幅110.3×奥行き37.6×高さ71.0mm、重量は約250g。

『PowerShot A30』
『PowerShot A30』

『PowerShot A30』は、『PowerShot A40』のCCDを、有効約120万画素(総画素数約130万画素)に変更したモデル。記録画素数が、静止画で最大1280×960ドットとなり、音声付きの動画が記録できないほか、デジタルズームが2倍となる。発売はともに15日で、価格はPowerShot A40が4万9800円、PowerShot A30が3万7800円。

『PowerShot A100』
『PowerShot A100』

『PowerShot A100』は、有効120万画素(総画素数130万画素)の1/3.2インチCCDと、5mmの単焦点レンズ(35mmフィルム換算で39mm)を搭載したモデル。レンズは非球面レンズを含む5群5枚構成で、F値は2.8。最短撮影距離は20cmで、マクロ時は5~20cmの撮影が可能。デジタルズームは最大3.2倍。ISO感度は64~400相当で、シャッタースピードは1~1/2000秒。記録解像度は、静止画が最大1280×960ドットで、動画は320×240ドット/毎秒15フレームの場合で1回あたり約10秒。記録フォーマットは静止画がJPEG(Exif 2.2)で、動画がAVI(Motion JPEG)。記録媒体はコンパクトフラッシュカード。

光学ファインダーは逆ガリレオ型を搭載し、モニター用に1.5インチの低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーを搭載する。再生モードは、1枚/インデックス(サムネイル9枚)/10倍までの拡大/オートプレイに対応。インターフェースはUSBを装備する。専用フォトプリンター『CP-100』『CP-10』を利用したダイレクトプリントに対応する。電源は単3形アルカリ乾電池またはニッケル水素充電池×2本で、ACアダプターも利用できる。本体サイズは幅110.0×奥行き36.6×高さ58.0mm、重量は約175g。4月下旬に発売し、価格は2万4800円。

『PowerShot G2 ブラック』
『PowerShot G2 ブラック』

『PowerShot G2 ブラック』は、2001年8月24日に発表したハイアマチュア向けモデル『PowerShot G2』のブラックバージョンで、ユーザーからの要望に応えて発売するもの。有効400万画素CCDなど、基本機能はPowerShot G2と同等。画像ファイルフォーマットは“Exif 2.2”に対応する。価格は11万5000円。21日に数量限定で発売するとしている。

『CP-100』
『CP-100』

『CP-100』は、オーバーコート処理に対応した昇華型熱転写方式のフォトプリンター。解像度は300×300dpiで、Y/M/Cの各色が256階調に対応する。専用カセットに入ったインクシート(Y/M/C/オーバーコート)を利用して印刷する。印刷サイズは、148×100mmのポストカードサイズプリント(フチなし)から66.7×50mmのカードサイズ(フチあり)まで対応するほか、8分割シール(1枚あたり22×17.3mm)にも対応。プリント時間はポストカードサイズが1枚あたり81秒。インターフェースはカメラダイレクト専用端子を装備する。電源はACアダプター、オプションのバッテリーパック(DC22V)など。消費電力は50W以下(待機時は4W以下)。本体サイズは幅172×奥行き178×高さ60mm、重量は約990g。価格は3万4800円で、5月中旬に発売する。

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