(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ、米オラクル社、日本オラクル(株)の3社は6日、データベース技術とワイヤレス技術などを組み合わせた企業向けモバイルソリューションの開発と国際展開を共同で推進していくことで合意したと発表した。3社は、同日付けで覚書を締結した。
今回の提携は、NTTドコモのネットワーク/ワイヤレス技術と、オラクルのデータベース/ミドルウェア技術を融合することで、モバイル環境に対応した企業向けソリューション製品を開発し、モバイル市場に投入するというもの。モバイル環境に対応したオラクルのデータベース製品を使ったモバイルソリューションの共同検討や、オラクルのアプリケーションサーバーを使って携帯端末からシームレスなアクセスが可能な企業内システムの共同開発を行なうとしている。また、携帯端末の位置情報システムを活用した企業内システム向けアプリケーションも共同検討するという。3社が開発するシステムは、NTTドコモが提供する既存の携帯電話/PHSサービスのほか、第3世代移動通信サービス“FOMA”にも対応予定。3社は、技術提携/製品開発のほか、世界展開のための共同マーケティングも検討しているという。