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アルファ・オメガソフト、電子メールの暗号化サービス“ZixMail”を開始

2002年03月05日 16時55分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)アルファ・オメガソフトは5日、米ZixIt社と提携し、電子メールの暗号化サービス“ZixMail”を国内で開始したと発表した。

ZixMailは、作成した電子メールを暗号化して送信できるサービス。従来の電子メール暗号化サービスは、送信者と受信者が同じ専用メールソフトを利用していなければならなかったが、ZixMailは、専用ソフトを使わなくても暗号化メールを取得できるのが特徴。暗号化には168bitトリプルDES暗号を利用している。また、受信者がメールを開くと、送信側に“受領証メール”が自動返信される仕組みとなっている。

『ZixMail for Outlook』の画面
クライアント用ソフト『ZixMail for Outlook』を利用した電子メールの暗号化画面。『ZixMail for Outlook』をインストールすると、Microsoft OutlookにZixMail専用メニューアイコンが追加される。写真はOutlookでメールを作成して、ZixMailアイコンをクリックした後、暗号化用の画面が表示された様子

ZixMailサービスを利用する場合、送信側はZixMail専用ソフトが必要で、専用ソフトをインストールすると、自動的にZixMailのセキュアデータセンターに登録され、専用の公開鍵が用意される。セキュアデータセンターはZixItがZixMail用に設置したもので、24時間体制で登録者の公開鍵を管理するセンター。現時点でアドレス3億9000万分の公開鍵を保管できるという。

送信者、受信者ともZixMail登録ユーザーで公開鍵を持っている場合、送信者はZixMailデータセンターにアクセスして受信者の公開鍵を取得し、メールを暗号化して受信者に送信する。受信者はデータセンター経由で鍵を取得して暗号化されたメールを解読できる。それと同時にメール開封時間などを明記した受領証メールがデータセンター経由で送信者に通知される。

受信者がZixMail登録ユーザーでない(ZixMail専用ソフトを持っていない)場合は、送信者が送った暗号化メールをデータセンターで一時保管し、データセンターから受信者にメールが送信されたことを知らせる通知メールを配信する。通知メールには、ZixMailのウェブメールサービス“ZixMail.net”の専用URLが表記されており、受信者はウェブブラウザーを利用してそのURLにアクセスすると、暗号化されたメールの内容を閲覧できるようになっている。

ZixMail製品ラインナップは、クライアント製品『ZixMail for Outlook』と、サーバー製品『ZixVPM』が用意される。『ZixMail for Outlook』は、Microsoft Outlook 98/2000用のプラグインで、パソコン上でメールを暗号化し送信するもの。対応OSはWindows 98SE/2000。本日発売で、価格は1メールアドレス当たり5900円。『ZixVPM』は、メールサーバーに導入しサーバー上で暗号化するもので、クライアント側の電子メールソフトの種類は問わない。5月発売で、価格は100クライアント当たり170万円。また、同報メールを暗号化するサービス“ZixBlast”を7月にリリースする予定という。

アルファ・オメガソフト佐々木社長
アルファ・オメガソフト代表取締役社長の佐々木隆仁氏。「ZixMailは、政府のe-Japan構想に向けたシステム。電子政府が実現すれば重要なデータをメールでやり取りすることになるが、セキュリティーをどうするかが課題。ZixMailは受信側が専用ソフトを持っているかどうかを意識せずに誰でも暗号化メールを送信できる」

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