エイベックス(株)は1日、インターネット、KIOSK端末、携帯電話(PHS)で配信している音楽配信サービスの料金を4月1日から順次値下げすると発表した。これにより従来350円(KIOSK端末向けは400円)だったものが、1曲あたり200円になる。
これは、ユーザーからの値下げの要望に応える意味があるとともに、同社が2月28日付けで発表した“コピーコントロールCD”の採用により、音楽CDのHDDへのリッピングやCD-Rへのデジタルコピー、MP3ファイルなどへのエンコーディングが行なえなくなることを受けてのもの。
コピーコントロールCDは、通常のCDプレーヤーやDVDプレーヤーでは再生できるが、WindowsパソコンのCD-ROMドライブではオーディオトラックの再生が行なえないのが特徴。パソコンでは、音楽CDに収録されている音楽再生専用アプリケーションソフトを利用すればエクストラトラックを再生できる。ただしMacintoshには非対応。同社はコピーコントロールにイスラエルのMidbar Tech社の“Cactus Data Shield方式”を採用している。
