オフィスユースのビデオカードとして、3D性能で他社に水をあけられた今も高い人気を集める「Millennium G450」シリーズ。人気を受けてMatroxは数々のバリエーションモデルを投入しているが、ここに来て新製品2種類がアキバに登場した。ともに注目の製品だ。
国内代理店のインフォマジック版リテールパッケージで登場したのは「G45FMLDVA32DB」。先にバルク版が一部ショップにスポット入荷したことがある、Matrox初のLow Profile版ビデオカードだ。接続はAGP。スポット入荷後、ユーザーやショップから通常製品化を求める声があったようで、それに応えた格好の“新製品”と言える。インターフェイスはDVIのみとなっており、標準でD-Sub15ピン×2変換ケーブルを同梱するのがうれしいところ。このほか詳細はバルク版登場時の紹介記事を参照してほしい。価格はBLESS 秋葉原本店で1万4800円。このほかコムサテライト2号店が3月1日入荷予定となっている。
Low Profile/DVI出力をうたうシール | アナログ二股ケーブルを利用しての出力可能な組み合わせについてもシールで説明されている。ビデオ出力は不可 | 価格はバルク版より2000円高価な程度 |
もうひとつはバルク版で登場したPCI版Millennium G450「G45FMDVP32DB」。こちらもMatroxのウェブサイトにはバリエーションモデルとして発表があるものだ。以前VRAM 16MBモデルの登場をお伝えしたが、今回はVRAM 32MBモデル。リテールパッケージで登場した16MBモデルには“Intel純正チップセットでしか動作しない”という制限があったが、今回の32MBモデルがその仕様を踏襲しているのか現段階では不明。なお、カードを見てみると、基板上にPCI-PCI Bridgeチップを搭載しているという、PCI版Millennium G450らしい特徴を踏襲しており、非Intelチップセットで使用するにはやや覚悟が必要かもしれない。価格はOVERTOPで1万5380円、高速電脳で1万5800円。
PCI-PCI Bridge。相性問題との関連を指摘する声もあるが、詳細は不明だ |