「PAL8942T」(型番) |
とうとうアルファからPentium 4(Socket478)対応クーラーが登場した。実は昨年の12月にアルファ製品にそっくりのものが出回ったことがあったのだが、今回登場したのはアルファ純正品。1種類のヒートシンクをベースに、ファンなしモデル、4000rpmファン同梱品、2000rpmファン同梱品の3種類が高速電脳に並んでいる。
同社お得意のアルミと銅のハイブリッド構造 | 単なる6角フィンではなく、鋭角の6角フィンもプラスしている | |
さて3種類のクーラー全てに共通のヒートシンクを見てみると、同社の得意とする技術が詰め込まれた製品に仕上っている。ひとつは、期待通りアルミと銅のハイブリッド製品となっている点。次に、六角フィンを無数採用している点。どちらも同社製品ではお馴染みの構造だ。ただし、今回の製品は単に六角フィンを並べただけではなく、サイドに並んでいるフィンに工夫を凝らしているのが特徴。よく見てみると六角の2辺が鋭角になっている部分があるのだ。同社のホームページによると基本的にファンは吸出し式であるため、空気の流れに配慮したものだと思われる。
同梱のマニュアル。マザーボードに直接固定するタイプ | ばね付きネジとして固定する | 付属のネジとバネ |
静音ファンとうたわれている「109P0812M701」(型番)。「PAL8942M82」(型番)にはこのファンが付属する |
ヒートシンクの裏側は角が切り取られたように欠けているが、これは従来からあるCPUクーラー「PAL8045U」でも見られたもの。また、同様にマザーボードへの取り付けは同梱のバネ付きネジで固定するスタイルをとっている。
ヒートシンクのサイズは78.5×90×42mm。このヒートシンクのみのモデルが「PAL8942T」(型番)で4580円、4000rpmでサイズが80×80×25.4mmの高速ファンを搭載したモデルが「PAL8942M81」(型番)で5680円、80×80×15mmで2000rpmの静音ファン搭載モデルが「PAL8942M82」(型番)で6330円となっている。おそらく、木曜日から他のショップでも順次発売開始となっていくだろう。
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