コンパックコンピュータ(株)は26日、SAN(ストレージエリアネットワーク)市場向けのハードウェア製品『StorageWorks(ストレージワークス)』およびソフトウェア製品『SANworks(サンワークス)』 のラインアップを強化すると発表した。主な製品の価格は、SDLTテープライブラリー『StorageWorks MSL5052SL SDLTライブラリ(テーブルトップ/ラックマウント)』が510万円から、ファイバーチャネルスイッチ『StorageWorksファイバチャネルSANスイッチ 2/16』が700万円から、AITテープドライブ『StorageWorks Compaq 100/200GB AITドライブ』が48万円からで、3月下旬に順次出荷を開始する。
『MSL5052SL SDLTライブラリ』は、最大52巻のSDLTカートリッジを収納できる高さ10U(44.5cm)のテープライブラリー。ホットプラグ対応のテープドライブ(標準2台、最大4台)を搭載する。最大容量は5.72TB(非圧縮)/11.44TB(圧縮)。LVD(Low Voltage Differential)インターフェースを採用し、Wide Ultra2 SCSIに対応する。4台のドライブでの転送速度は、1時間あたり158.4GB(非圧縮)。同ライブラリは最大4ユニットまで拡張できる。コンパクトPCI(cPCI)スロットを装備し、ファイバーチャネル、NAS(ネットワーク アタッチド ストレージ)に対応する。35/70GB、40/80GBのDLTの読み出しも可能となる。
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| 『ファイバチャネルSANスイッチ 2/16』 |
『ファイバチャネルSANスイッチ 2/16』は、2Gbpsのファイバーチャネルポートを16ポート搭載する外付型ファブリックスイッチ。高さは1U(約4.45cm)。ホットプラグ対応の冗長ファンを2台装備し、オプションで電源の二重化も可能となる。オプションのソフトウェアとして、予防的な早期障害検知/切り離し機能『Fabric Watch(ファブリックウォッチ)』、最大4ポートを論理的な1つのグループとみなし最大8Gbpsの帯域幅として利用できる『Trunking(トランキング)』、ファブリック内の最適な性能を維持するための『Advanced Performance Monitoring(アドバンスド パフォーマンス モニタリング)』、これら3ソフトウェアのライセンスをバンドルした『Performance Bundle(パフォーマンス バンドル)』、10kmを超えるリモートサイトを含むSAN環境を構築するための『Extended Fabric(エクステンデッド ファブリック)』を提供する。
『100/200GB AITドライブ』は、記録密度を向上させた第3世代のAITテープ用のテープドライブ。5.2インチのAITテープの容量は100GB(非圧縮)。転送速度は1秒当たり12MB。35/50GBのAITテープの読み出しが可能となる。価格は内蔵型が48万円で、外付型が52万円。
そのほかに、Enterprise Virtual Array用拡張キャビネットとして、エンクロージャーを6段収納した『モデル0C6D(84ドライブ、5.2TB)』(価格1245万円から)と12段収納した『0C12D(168ドライブ、12TB)』(同2240万円から)、『Sun Fire 3800/4800/4810/6800』サーバー向けのホストバスアダプタで、転送速度2Gbps対応の64bitデュアルポート搭載のコンパクトPCI『FCA2257cファイバチャネル・ホストバス・アダプタ』(同102万円)を提供する。
