このページの本文へ

日立、個人認証機能付きフラッシュカード“PINセキュアマルチメディアカード”を製品化

2002年02月25日 20時28分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(株)日立製作所は25日、“Personal Identification Number(PIN)”による個人認証機能を持つフラッシュカード“PINセキュアマルチメディアカード”を製品化したと発表した。第1弾として32MBの容量を持つ『HB28D032PSM2』のサンプル出荷を4月に開始する。価格はオープン。

『HB28D032PSM2』『HB28D032PSM2』

『HB28D032PSM2』は、セキュリティー機能としてPKI(公開鍵基盤)方式の暗号化/復号化機能とPINによる認証機能を搭載したセキュアマルチメディアカード(Secure MultiMediaCard)。暗号化したデータを解く鍵(ライセンスキー)を取り出すためのPINを登録しておき、入力したPINが一致した場合にだけ鍵を取り出して復号できるのが特徴。PINの入力回数制限も可能。また、PIN認証はソフトウェアを利用して実現できるため、既存の機器でもハードウェアを変更せずにセキュリティー機能を利用できるという。

インターフェースはMMC/SPI(Serial Peripheral Interface)に対応し、ピン数は7本。読み出し速度は毎秒1.7MBで、書き込み速度は毎秒1MB。動作電圧は2.7~3.6V。動作電流は、読み出し時が20mA、書き込み時が35mA。カードのサイズは幅32×奥行き1.4×高さ24mm。

同社では、PDAなどの携帯情報端末やパソコン、携帯電話、デジタルカメラなどの個人向け用途と、企業内情報ネットワーク端末や業務用モバイル端末などの業務用途向を想定している。PIN認証応用システムを設計するサポートツールとして、暗号/認証部を含むリファレンスソフト、ライブラリー、アプリケーションとのインターフェース仕様書を4月から提供するとしている。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン