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米コダック、第2世代の1660万画素CCD『KAF-16802CE』を開発――645カメラ用デジタルカメラバック2製品も発売

2002年02月25日 17時32分更新

文● 編集部

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コダック(株)の25日付の発表によると、米コダック社は現地時間の24日、第2世代の1660万画素フルフレームCCD『KAF-16802CE』と、645カメラシステム専用の1600万画素デジタルカメラバック『コダック プロフェッショナル DCS プロバック645M』と『同 645C』を発表した。

『KAF-16802CE』
『KAF-16802CE』

『KAF-16802CE』は、1660万画素フルフレームCCDセンサー『KAF-16801CE』の後継製品として、第2世代の1660万画素フルフレームCCDイメージセンサー『KAF-16802CE』を発表した。主な特徴は、電荷容量の増大によるダイナミックレンジの拡大、電荷/電圧変換特性の向上によるS/N比の改善、動作周波数を上げたことによる連続撮影時の“クリック ツー クリック”時間の短縮、“フラッシュ”サイクル短縮によるシャッター待ち時間の短縮と暗電流の低減、カラーフィルターアレー機能の改善による感度と色均一性の向上など。米国では第2四半期にOEMメーカー向けにサンプル出荷を開始し、第3四半期に量産を開始する予定。日本での出荷時期は未定。

DCS 645M
マミヤ645AFDに装着した『コダック プロフェッショナル DCS プロバック645M』

『コダック プロフェッショナル DCS プロバック645M』は『マミヤ 645AF』『645AFD』専用の、『コダック プロフェッショナル DCS プロバック645C』は『コンタックス 645』専用のCCDユニットで、フィルムマガジンと交換してカメラボディーに装着して利用できるカメラバック。36.86×36.86mmの1660万画素CCDを搭載する。解像度は4080×4080ドットで、各色16bit対応。ISO相当感度は100~400。“DCS プロバック”シリーズが基本装備している液晶ディスプレーやCFカードスロットに加え、新たに本体下部に着脱型充電式バッテリーシステムを装備したのが特徴。本体サイズはフィルムマガジンとほぼ同等で幅110×奥行き63.5×高さ93mm、重量は770g。製品には、バッテリー、バッテリーチャージャー、ACアダプター、専用ファインダースクリーン、IEEE1394ケーブルのほか、ブラウザーソフト『DCS フォトデスク』、データ転送/カメラ制御ソフト『DCS カメラ マネージャー』、画像処理ソフト『DCS キャプチャー スタジオ』などを同梱する。発売時期は、645Mが6月、645Cが7月の予定で、価格はともに169万円。対応OSは、Windows 2000/XP、Mac OS 9.x(Mac OS Xには未対応)

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