Eden Platformマザーの店頭デモがT-ZONE.PC DIY SHOPで始まった。サンプルの展示は他のショップでも行われているが、ショップでは「代理店が持ってきたサンプルで組み上げたら動いちゃった」ので、本日からデモを開始したという。したがって、まだ仕様は変更の可能性が残されているものの、実際に稼動しているのは興味深い。
Eden ESPはVIAがOEM用として教育機関やオフィス用としてリリースする低コスト、低発熱をウリとするシリーズ。今回店頭デモされた製品は、以前、店頭展示されたC3を搭載するマザーボードとほぼ同一製品で、見比べる限り大きな違いはない。唯一外観で判別できるのはC3 E-Seriesをオンボードで搭載するマザーボードがファン付CPUクーラーを搭載していたのに対し、Eden ESPではファンレスのCPUヒートシンクが使われている点だ。
デモをしているショップのポップではEden ESP 5000。実際にMPEG2を再生しているデモでは滑らかとは言い難く、やはりC3ベースで533MHz程度のクロックでは、MPEG2は厳しいかもしれない。ショップ店員によるとパフォーマンスはPentiumII-350MHz程度だという。
チップセットはVIA Apollo PLE133(VT8601A+VT8231)となっており、搭載するSouth Bridgeから判断するに、IDEインターフェイスはUltra ATA/66の対応のようだ。オンボードの機能として搭載されているのは、以前紹介したものと同じと考えてよさそうである。
気になる発売時期だが、明確な日付は分からないものの既に十分動作するマザーがあることから、発売時期は近いのだろう。ただマザー単品での販売は微妙。ショップ店員によると最初はベアボーンとして登場するのではないかという。低発熱がウリなだけに発売されれば静音PC本命のマザーとなりそうだ。
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