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NTTドコモ、“オープンiエリア”の仕様を公開――FOMAも全国展開

2002年02月22日 18時14分更新

文● 編集部

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(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは22日、iモードユーザーの位置情報取得機能“オープンiエリア”の仕様の公開、iモードメールの“特定接続サービス”の開始、第3世代移動通信サービス“FOMA”の全国展開などを発表した。併せて、iモーション対応ビジュアルタイプ端末『FOMA D2101V』の発売も発表した。

iモードユーザーの位置情報取得機能“オープンiエリア”

“オープンiエリア”は、同社のiモードセンターを中継することでユーザーの現在位置に関する情報を絞り込んで表示する機能。コンテンツの提供者は、ユーザーの基地局情報を基に、全国482に分割されたエリアから該当するエリアに関する情報を自動的に表示できるようになる。これにより、現在iモードメニューサイト内で提供している“iエリア”と同等のサービスが提供できるようになるという。公開した内容は、“「オープンiエリア」の基本仕様”、“ 機能提供にあたっての考え方”、“iエリアマップ(エリア区分地図)”、“エリア定義ファイル”など。詳細はホームページに掲載する。

“オープンiエリア”のサービスイメージ
“オープンiエリア”のサービスイメージ

iモードメールの“特定接続サービス”の開始

iモードメールの“特定接続サービス”は、iモードユーザーにメールを送信する送信者向けに専用接続口を確保するサービス。提供条件に同意した契約者に対して提供する。サービス開始は3月1日の予定で、同日付けで総務大臣に届け出を行なったという。料金は、契約事務手数料が、新規契約の1契約あたり2000円、変更(セッション数またはIPアドレス)が1件あたり2000円。工事費が新規、変更ともに1件あたり1万円。接続装置利用料は、基本使用(1IPアドレス、2セッション)が月額1万5000円で、追加セッション使用料が月額7500円。

“特定接続サービス”の概要
“特定接続サービス”の概要

“FOMA”を全国展開

“FOMA”の全国展開では、NTTドコモ北海道、NTTドコモ東北、NTTドコモ北陸、NTTドコモ中国、NTTドコモ四国、NTTドコモ九州のグループ6社が4月1日からサービスを開始する。また、NTTドコモは3月2日に、北関東、甲信越の主要エリアなどでサービスを開始し、NTTドコモ東海とNTTドコモ関西も3月1日より順次サービスエリアを拡大する。

同時に、期間限定特別料金として、FOMAと現行の携帯電話などを併用する場合、FOMAの基本使用料を最大55%割り引くサービスを実施する。基本使用料は、“FOMAプラン39”(3900円)の場合、いちねん割引10%では、1950円となる。期間は4月1日から8月31日まで。

『FOMA D2101V』『FOMA D2101V』

iモーション対応端末の新製品『FOMA D2101V』は、前面カメラ(ノーマル)と上部カメラ(3倍)の2つのカメラを搭載し、テレビ電話機能を利用できるのが特徴。64kbpsデータ通信でリアルタイムの動画通信が行なえるほか、最大384kbpsの高速iモードにも対応する。連続通話時間は、音声通話時が約60分、テレビ電話時が約50分、連続待ち受け時間は約55時間。搭載する液晶ディスプレーは132×162ドットで26万2144色表示。本体サイズは幅55×奥行き28×高さ150mm、重量は約160g。3月1日に発売する。価格はオープン。標準セット(電池パック/ACアダプター/卓上ホルダー)は1万円。

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