ソニー(株)は20日、有効画素数615万画素(総画素数631万画素)の1.8インチカラーCCD『ICX413AQ』を発表した。サンプル価格は60万円で、今月中に出荷を開始する。
『ICX413AQ』(右は1/2.7インチで有効202万画素のカラーCCD) |
同製品は、ハイエンドユーザー向けの一眼レフ型デジタルカメラ用のCCDで、APSフィルムとほぼ同じ撮像面を持つという。フィルム式一眼レフカメラの標準レンズを用いた光学設計が可能なため、デジタルカメラの開発/設計を効率的に行なえるとしている。また、センサー構造を最適化することで、同社の従来製品『ICX282AQ』(有効画素数507万画素)に比べ、総和信号量が約2倍の900mVに、感度が約5倍の1060mVに、スミア値が-100dB(10dBアップ)に向上したという。パッケージは34ピンのプラスチックDIPで、サイズは幅37.2×奥行き25.4×高さ2.6mm。インターレーススキャン・インターライントランスファー方式を採用し、色フィルターは原色モザイク配列。