このページの本文へ

定番TVチューナ&ハードウェアMPEG2キャプチャカードの機能拡張モデル「MTV2000」がデビュー!!

2002年02月20日 15時39分更新

文● 小磯

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
入荷しました!

 昨年最大のヒット作と呼ぶ声も少なくない、カノープス製のTVチューナ&ハードウェアMPEG2キャプチャカード「MTV1000」。昨年6月の発売から8カ月経ち、ついに、一部ショップでは1月中から予約受付の始まっていた上位モデル「MTV2000」がデビューした。



MTV2000
「MTV2000」

MTV1000+デジタル処理ドータボード“Triple 3D Video Processor”=MTV2000

Triple 3D Video Processor
“Triple 3D Video Processor”

 簡単に言うと、MTV2000はMTV1000に、カノープスが“Triple 3D Video Processor”と呼ぶデジタル処理ドータボードを搭載したもの。Triple 3D Video Processorは、デジタル3次元Y/C分離とデジタル3次元ノイズリダクション(排他利用)、そしてデジタル3Dフレームシンクロナイザという3つの3D処理と、デジタルラインタイムベースコレクタ、デジタルオートゲインコントロール(AGC)、10Tapデジタルゴーストレデューサ、合計6つの処理を行う(機能を持つ)ボードだ。Triple 3D Video Processor上には2つのチップを確認できるが、ゴーストレデューサ機能以外の5つを松下製のビデオ信号処理チップ“MN673794”が担当し、そしてNEC製“D64031AGJ”がゴーストレデューサとして機能していている。それぞれ機能の詳細についてはカノープスによる解説ページを参照してほしいが、いずれも入力映像の最適化を行うためのもの。MPEGは、入力信号の善し悪しがエンコード後に大きく影響を与えるという特製があるのを受け、映像ソースの再生からMPEG1/2のエンコードに至るまでの間に生じる画質の劣化を最小限に食い止めようというのがTriple 3D Video Processorの役割だ。


Triple 3D Video Processor。松下製とNEC製のチップが画質劣化防止のため機能する
ドータボードチップ
Triple 3D Video Processor
“VDSP3”こと“MN85560”とASIC。Philips製のビデオデコーダ“SAA7114H”は今回省かれている

 なお、今回“VDSP3”という製品名が与えられた松下製のハードウェアMPEG2エンコーダ“MN85560”をはじめ、Philips製のTVチューナやPCIブリッジに至るまで主なチップはほぼこれまでどおり。インターフェイスにも大きな変化はない。同梱のソフトも基本的には同じで、録画・再生を管理するMTVシリーズのコントローラ「MEDIACRUISE」、PCスタンバイ状態からでも録画できる予約録画コントローラ「TV Recording Manager」、DV形式のデータをMPEGに高速エンコードする「DV→MPEGファイルコンバータ」はMTV1000とまったく同じ。ただしMTV2000では、これに加えて、DVD-RAMにDVDビデオレコーディングフォーマットで直接録画/編集できる「DVD-Movie Album for Canopus」も追加された。このソフトを用いれば、民生用のDVD-RAMデッキで再生可能なDVD-RAMを作成できる。



裏面
基本性能こそMTV1000ほぼ同じながら、ドータボードを搭載するためカードレイアウトは大きく変更されている。サイズは222(W)×107(D)mmで、MTV1000よりもさらに1cm長くなった

 MPEG2の“録画”設定は、解像度を720×480ドット(Standard)/352×480ドット(Half D1)から選択可能。ビットレートはStandard時に4~15Mbps、Half D1時に2~8Mbpsの範囲を任意に選択できる。MPEG1の場合は352×240ドット(Sif)、1~1.8Mbps。

パッケージ

 MTV1000から1年も経過していない状態で、基本機能に変化のないMTV2000に買い換えるMTV1000ユーザーがどれだけいるのかも疑問が残るところではある。しかし一方で、ビデオテープとの決別を考えている人にとって、ノイズやテープの伸びといった問題を抱えるビデオテープからのキャプチャ時に活躍しそうなTriple 3D Video Processorの各機能がかなり魅力的なのも疑いようのないところ。もちろん、とにかく高画質でテレビ映像などをキャプチャしたい人にとっても、画質への評価が高いカノープス製新製品は見逃せないだろう。今後も販売が続けられるMTV1000ほど万人向けではない一方で、高性能ハードを求めるユーザーの割合が高いアキバではかなりの人気を集めそうだ。



21日入荷
21日入荷を予告するショップも複数あった

 実売価格は4万9990円~5万6700円。20日の段階で入荷を確認できたショップでは、数本から数十本と入荷数に若干のバラつきが見えた。全体的に見るとMTV1000ほど初回入荷数は少なくなさそうで、来週にも再入荷の予定ありというショップも確認できるが、一方でその先の入荷予定は不透明となっているだけに、今回も初回分が欲しいのであれば急いだ方がいい。


20日現在の価格情報
価格ショップ
\49,990若松通商エルプラザ
\51,700フェイス
\51,790パソコンハウス東映
\51,800俺コンハウス
クレバリー1号店
WonderCity
\51,980コムサテライト1号店
コムサテライト2号店
\52,480コムサテライト3号店
\56,700ラオックス ザ・コンピュータ館
ラオックス PC・DO SHOP
21日入荷予定ショップの予価
\49,800TWOTOP 1号店(「おそらく予約分で完売」とのこと)
\52,800BLESS 秋葉原本店
\53,799TSUKUMO eX.(「早ければ21日入荷」とのこと)
\53,800高速電脳
\54,800T-ZONE.PC DIY SHOP
価格提示なしOVERTOP
【関連記事】
【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ