FICのPentium 4スリムタイプベアボーンPC「SF-1845」が登場した。このジャンルの製品としては同社の「Crusader-VC31 Type B」に続くもので、販売元はトヨムラとなっている。
ヒートシンクの上に設けられた8cmファン |
型番からもわかるとおり、i815Eチップセットを搭載するPentium III/Celeron対応ベアボーンPC「SF-1815」のPentium 4バージョンというべきもので、前面ドライブ類の配置は異なっているが全体のデザインは似たものとなっている。
マザーボードは専用設計で、筐体の下半分に収まるという細長いもの。チップセットはi845でSDRAMのみのサポート。IEEE1394コントローラとPCMCIAコントローラがオンボードとなっており、前面にUSB×2、IEEE1394×2(6pin×1、4pin×1)、PCMCIAカードスロット×2(TypeII×2)と豊富なインターフェイスをそなえている。
またCrusader-VC31が、ヒートシンク上にファンを搭載せずダクトを利用して電源ファンから熱を排出するという構造だったに対し、このSF-1845では普通にヒートシンク上にファンを置くという構造になっている。ただしそのファンは8cmという大型のものでケース側に固定されており、ケースのサイドパネルには丁度その位置に吸気用の穴が開いている。ショップによれば、動作させてみたところ非常に静かだったとのことで、大口径ファンが静音化にも一役買っているようだ。
CD-ROMのスペースを稼ぐため、一部が切り取られたような形状の電源(奥)。右手は3.5インチシャドウベイ |
標準でFDD、Low Profile AGP版GeForce2 MX400カードが搭載され、価格はぷらっとホームで5万7800円。
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