何とも怪しいCPUが販売されている。
モノはMobile Celeron-600MHzということなのだが、その姿は写真のとおり。Mobile Celeronの単品販売というのは今に始まったことではないが、なんとBGAパッケージのCPU本体に、Socket370用の変換アダプタが装着された状態で販売されているのだ。
販売しているのはフェイス。Mobile Celeron-600MHzとなると、ベースクロック100MHzの6倍という設定のはずだが、“133×6”というシールが貼られている。そこで同店でテストしてみたところ、そのとおりデフォルト設定のまま133MHz×6倍のCPUとして認識され、動作してしまったという。シールをはがしてみたところその下には“600MHz”の表記があったとのことで、載っているCPUがMobile Celeron-600MHzであるのは確かなようなのだが…?
アダプタの製造元、および流通経路は不明。フェイスによれば、1週間保証はつくが動作保証は一切なしとのこと。もし動かせればモバイル用CPUだけに発熱は低いと見られ、ポップではオーバークロック性能をアピールしているが、そのほかにファンレスPC製作に使うというのも一興かもしれない。価格は6970円。
【取材協力】