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D-CJ01

D-CJ01

2002年03月29日 18時01分更新

文● 宇野 貴教

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D-CJ01

ソニー

オープンプライス

回転するディスクのレーベルが透けて見えるシースルーのボディを採用した「D-CJ01」は、単3アルカリ電池2本で最大32時間という圧倒的な連続再生時間を誇るCDウォークマンの最新モデルだ。また、CDウォークマンとして初めてMP3の再生にも対応している。

装着したCDで雰囲気が変わる
透明パネルボディ

 MP3ファイルの再生に対応したポータブルCDプレーヤには「カッコいい!」と思える製品が少ないのだが、この「D-CJ01」は一目見ただけで手を伸ばしたくなる、スタイリッシュでソニー製品らしいデザインに仕上がっている。

 ボディカラーはメタリックシルバーを基調とし、本体天面の左右外周部分が透明窓で中のCDが透けて見えるようになっている(写真1)。装着したディスクのレーベルデザインによって、見た目の印象がガラリと変わるユニークな仕組みだ。また、本体の形状がほぼ真円になっているため、コンパクトに見えるのも好印象。サイズは132×137.5×29.3mm/約218g(本体のみ)とCDより一回り大きく、厚さはMP3対応CDプレーヤの中では薄めの部類に入る。

写真1 「FOLDER+」「FOLDER-」ボタンのおかげで、MP3再生時のフォルダ操作は快適。天面の外周はシースルー仕様なので、装着したディスクのラベルによってがらりと印象が変わる。
 ボタンは操作しやすいようにレイアウトされており、フォルダ階層を上下させるボタンが次曲頭出し/前曲頭出しボタンの左右にあるというのも、直感的に使える工夫のひとつだ。ただし、液晶の下にあるプレイモードや表示内容を切り替えるための4つのボタンは、非常に小さくストロークもごくわずかなため、扱いづらく感じた。本体の液晶は半角10文字×2行表示と情報量は少なめ。ID3タグやCD-TEXTの表示が可能だが、日本語表示には未対応で全角文字は「-」に置き換えられてしまう。この点は次期モデルで改善してもらいたいポイントである。

 付属のリモコンは、ほかのCDウォークマンと同じスティックタイプの「RM-MC11EL」で、液晶の表示領域は半角8文字×1行。再生や頭出しなどの基本操作は先端部分をひねって行うタイプで、操作性はまずまずである(写真2)。ただし、液晶表示モードや重低音の切り替えなどの特殊操作は側面に並ぶボタンで行うため、慣れないとボタンを間違えやすい。



写真2 本体、リモコンともに日本語表示に非対応なのは残念。しかし、スティックタイプのリモコンは手探りでも再生、頭出しができるため、操作性は良好だ。

 サポートするMP3のビットレートは16~320kbps、サンプリング周波数は32KHz/44.1KHz/48KHzで、可変ビットレート(VBR)も対応する。フォルダ階層は最大8段階で、フォルダとファイルの最大認識数はそれぞれ255個ずつとなっている。気になる音質は高音部がやや強調気味なのを除けば不満はなく、他社製品と比較するとクセのない素直な音だと感じる。ただし、音質調整がバスブースト2段階のみでイコライザを装備していないため、自分好みの音質にカスタマイズしたい人には不満が残るだろう。

 起動時間は書き込まれた曲数にもよるが、30~50秒と長め。ただし、これは初回読み込み時だけなので、蓋を開けてリセットしなければ再起動後はすぐ再生が始まる。

 本機の特徴はスタイリッシュなボディ以外にももうひとつ、バッテリ駆動時間の長さが挙げられる。バッテリに単3アルカリ電池2本を使った場合でも、MP3を約24時間、音楽CDなら32時間の連続再生が可能だ。MP3対応のポータブルCDプレーヤの再生時間は10時間前後が一般的なので、この持続力の高さは、バッテリ駆動させることが多い人には見逃せないポイントだろう。

 本体にはニッカド充電池が付属するほか、ニッケル水素充電池にも対応しており、MP3再生時間はニッカドなら約8時間、ニッケル水素では約18時間となる。実際に1700mAhのニッケル水素充電池でエンドレス再生を試してみたところ、電源がオフになるまで約17時間程度とカタログ公称値に迫る結果が得られた。タフネスさについては文句なしの出来である。なお、本体自体に充電機能が搭載されているため、ACアダプタを装着すれば直接充電できる。フル充電まで、ニッカド充電池なら約3時間だ。

 価格はオープンプライスで、実売価格は約2万円。細かいところを見てみると、MP3再生時には聞きながらの早送り/巻戻しができない(次曲/前曲頭出しのみ)、WMAファイルに未対応、パケットライトメディアに未対応など不満な点が多く、このジャンルでトップクラスの機能を誇るソニックブルー「RioVolt SP250」と比較すると、かなり見劣りするというのが正直な印象である。だが、他機種の約2倍近いバッテリ駆動時間と、ソニーブランドの名に恥じないデザインは秀逸の一言。この2点を重視するのなら、他社製品以上の満足感を得られるはずである。

D-CJ01の主なスペック
製品名 D-CJ01
対応形式 CDDA/MP3
対応CD形式 ディスクアットワンス、トラックアットワンス(要ファイナライズ)
バッテリ 単3アルカリ電池×2/ニッカド充電池×2(付属)/ニッケル水素充電池×2
サイズ 132(W)×137.5(D)×29.3(H)mm
重量 約218g(本体のみ)

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