i845チップセット搭載マザーボードの登場ラッシュからひと息ついた時に、突然DIMMスロットを4本搭載するi845マザーボードを投入して話題になったRIOWORKS。そのRIOWORKSから、今回はDDR SDRAM専用DIMMスロットを4本搭載するi845Dマザーボード「NU845D」が登場してきた。
とはいうものの、i845Dには“4バンクまで”という搭載メモリの物理的な制限があり、NU845Dもこの制限から解放されたわけではない。このため、4つのDIMMスロットをすべてメモリモジュールで埋めるためには、片面実装の1バンク構成をとるDDR SDRAMモジュールを4枚用意する必要があることになるのには注意してほしい。もちろん、メモリ搭載容量制限もi845Dの仕様どおり2GBまで。黒白黒白という色分けやマニュアルを見る限り、NU845Dは、必要に応じて黒のDIMM1とDIMM3の両スロット(バンク)をふたつに割り、DIMM2と4の白いDIMMスロットを成立させているようだ。
メモリ搭載枚数の物理的な制限について触れるマニュアル | メモリ搭載例。1番下の“両面/片面/両面/×”は“両面/×/両面/×”の誤りと思われる |
メモリ以外の仕様がオーソドックスなものになっているのもi845マザーボード譲りで、拡張スロットはAGP×1、PCI×6、CNR×1。HighPoint製IDE RAIDコントローラ用の空きパターンは確認できるものの、オンボードで提供される機能はAC'97コーデックによるサウンドのみとなっている。FSBは100~166MHzの範囲を1MHz刻みで設定でき、価格はZOA 秋葉原本店で1万8980円、T-ZONE.PC DIY SHOPで1万9980円と、こちらも平均的。
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