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Arctic Silverから銀グリス第2弾とアルミグリスが登場

2002年02月09日 19時48分更新

文● 小板

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2種類のグリス

 かって銀配合グリスとして話題を集めた「AS-02」。2種類の異なるグリスを混ぜ合わせることで接着率を高めた「Thermal Adhesive」。どちらもArctic Silverの製品だが、今回は久々に同社製の新製品が登場し、アキバのショップで販売がはじまっている。



シルバーグリス

 ひとつは「シルバーグリス」(型番:AS-01)。ホームページによると銀の含有率は80%と変化ないが純度が99.8から99.9%とわずかにアップ。パッケージにはポリアミド合成オイル使用により密着性と熱伝導性を高めたとあり、熱伝導率は9.0W/mKとの表記が見られる。この製品の登場により、従来の同社製銀グリス「AS-02」は徐々に市場からなくなるという。



アルミグリス

 もうひとつは「アルミグリス」(型番:AS-01)。酸化アルミとボラゾンが主成分になっているという製品。ショップによると「アルミを成分に使うことで廉価版グリスとしてでてきたものではないか」とのこと。こちらもポリアミド合成オイルを使用。「アルミケース等の金属接触部分に塗布させることにより放熱高価アップ」とうたったシールも見られる。熱伝導率は6.5W/mKとのこと。価格は、シルバーグリスがCUSTOMで1980円、コムサテライト2号店で1700円、アルミグリスはCUSTOM、高速電脳、コムサテライト2号店で980円となっている。

 なお、グリスは意外と種類が多い。冷却関連製品に強いCUSTOMの協力を得て、主なグリスを下記に一挙掲載したので参考にしていただきたい。



ASK-746-50 ZM-GL001 Thermal Adhesive
「ASK-746-50」。信越化学製の50g入りチューブ型グリス。「ZM-GL001」。Zalmanチップクーラーにも同梱されている接着グリス。通常のグリスというより接着剤であるため、すぐに固まってしまう。「Thermal Adhesive」。Arctic Silver製の接着剤。異なる2種類を混ぜ合わせることで接着度が強力になるため、CPUには塗らない方がいいだろう。
Silver Grease SS-G765 KC-G751
「Silver Grease」。ワイドワークが取り扱う台湾製のグリス。銀グリスで含有率は25%。「SS-G765」。親和産業扱いで、ショップによると信越化学製(2.80W/m℃)「KC-G751」。こちらも信越化学製のグリス。SS-G765ちょっと硬め(4.5W/m℃)
α Gel Paste YG6260-5 Premium
「α Gel Paste」。ジャパンバリュー製のゲルペースト。6.5W/mk「YG6260-5」。アルファ製で同社のクーラーに同梱されているお馴染みの製品「Premium」。クーラーマスター製。グリスが塗りやすい用に型紙とヘラが入っているのが特徴
Premium
※熱伝導率などはパッケージ表記による
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