このページの本文へ

“Savage8”内蔵のVIA製Pentium 4用チップセット搭載マザーボードが初登場

2002年02月07日 21時19分更新

文● 小磯

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
P4VMM
「P4VMM」。愛称は特にないようだ

 チップセットベンダを問わずマザーボードを供給し続けるECSから、初の“ProSavageDDR P4M266”チップセットを搭載するPentium 4用MicroATXマザーボード「P4VMM」が登場した。ビデオ機能を内蔵するPentium 4用チップセットとしては“SiS650”に続き第2弾。VIA製のPentium 4用マザーボードは未だIntelとの特許係争が完全には解決していないが、何事もなかったかのように販売が始まっている。



North Bridge周辺

 “ProSavageDDR”は、VIA S3製“ProSavage8”ビデオコアを内蔵し、DDR SDRAMをサポートするチップセットに与えられたシリーズ名称。ProSavage8はNorth Bridgeに対してAGP 8x相当で接続されるビデオコアで、PC2100 DDR SDRAMの採用により、PC133 SDRAMを採用するこれまでのSMAチップセット(Shared Memory Architecture:VRAMをシステムメモリとシェアする仕様のチップセット)よりも50%高速に動作するという。そのDDR SDRAMは最大でアンバッファードタイプなら1GB、レジスタードタイプなら2GB搭載可能。i845DがレジスタードDDR SDRAMをサポートしていないだけに、メモリ周りに万全を期したいなら見逃せないところだ。



インターフェイス
インターフェイス。外部AGPバスもサポートしているが、この場合はAGP 2x/4xとなる

 拡張スロットはAGP×1、PCI×3、CNR×1。V-Linkで結ばれるSouth BridgeはUltra ATA/100対応の“VT8233”となっており、Realtek製のネットワークコントローラを別に搭載することでLAN接続機能をサポートしている。このほか、SiS745マザーボード「サムライの恍惚」から本格的な対応が始まったオーバークロック機能は今回も搭載しており、VCoreを1.100~1.850Vまで0.025V刻みで設定できるほか、FSBも上限こそ不明ながら1MHz刻みで選択できるもよう。



販売中

 価格はコムサテライト3号店で1万4200円、TSUKUMO eX.で1万4299円、OVERTOPで1万4300円。SiS650マザーボードは各社間の価格差が大きいので一概には比較できないが、その平均値程度のところに落ち着いている。



【関連記事】
【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ