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イクアント、多国籍企業向けIP-VPNサービスについて説明

2002年02月06日 13時06分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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イクアント(株)は6日、同社が提供するプライベートネットワークサービス“Equant IP VPN”に関する記者発表会を都内ホテルで開催した。

Manuel Ceva氏
イクアント(株)代表取締役社長のManuel Ceva(マニュエル・セヴァ)氏

イクアントは、法人向けにIP-VPNなどのネットワークサービスを提供する国際通信事業者で、2001年6月29日付けで旧イクアント社と旧グローバル ワン社が合併し、現在のイクアントとなった。

Equant IP VPNは、この合併により両社の製品を統合してできた製品で、シスコシステムズのマルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS)技術を採用、全世界へのオフネット通話が可能なほか、IPビデオ会議伝送機能、フリーダイヤルや公衆電話網の電話番号、共有コスト番号のリルーティングを行なうコールセンターサービス機能などを搭載する。通信速度は最大155Mbpsで、世界135ヵ国をカバーするという。

同社代表取締役社長のManuel Ceva(マニュエル・セヴァ)氏は、「われわれの主な顧客である多国籍企業では、社員が常に移動しており、生産現場も数ヵ所に渡る。消費者とのやり取りも必要で、サプライヤーやパートナーなどとも連絡を取り合わなければならない。外部との交流が増加し、遠隔ユーザーのためにウイルス保護措置やIPSec、トンネルのないインターネットゲートウェイなど必要。また、社内や社外向けに個別のネットワーク運営が必要だ」

「IP-VPNはこれらの課題に対応する。IP-VPNは柔軟性があり、複数対置間のコミュニケーションが可能で、多様なアクセス手段を確保できる。また、アプリケーションを認識しそれぞれのトラフィックに優先度を与えることもできるし、イントラネットとエクストラネットとのリンケージが可能だ。設備投資も少なく、管理面でのTCOも削減できる」

「イクアントは、IPダイヤルやフレームリレー、IPSec、MPLSなど、あらゆる種類のVPNサービスを提供している。220以上の国/地域に拠点を持っており、ネットワーク容量も拡大している。顧客企業はどの拠点からでも一貫性のあるネットワークを利用できる」としている。

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