このページの本文へ

激安品と本格参入記念、2つのi845Dマザーが同時に登場

2002年02月02日 23時21分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 1万4000円を割る激安品、そして一方ではマザーボード市場本格参入の狼煙となる製品が同時にアキバの店頭に並んだ。順に紹介していこう。

845DBA

 1万3980円という、他社製i845Dマザーボードを大きく下回る、SiS645マザーボード並みという驚きの価格でデビューしたのは「845DBA」。最近、ECSをもしのぐ安価路線が話題を集めているJetway製品だ。ボードはシンプルな構成で、Jetwayならではの紫色DIMMスロットや“Anti Crush Design”ロゴシールが目を引く程度。一方でFSBは100~200MHzの範囲を1MHz刻みで設定できるほか、AGP供給電圧も+0.1Vの設定を持つなど、オーバークロック機能も搭載している。とにかく安価なPentium 4用マザーボードが欲しいが、互換チップセットはちょっと…というワガママな人にオススメできそうだ。販売を確認できたのはコムサテライト3号店。



WinFast P4I845D

 一方、ビデオカードベンダとして知られるLeadtek(Leadtek Research)から登場したのが「WinFast P4I845D」である。これまでもLeadtek製マザーボードは時折販売され、最近もSiS735マザーボードが登場しているが、パッケージデザインを“WinFast”で知られる同社製ビデオカードと同じくフランス人デザイナーによるものへ変更した同製品はこれまでと違った印象。Leadtekの日本事務所であるリードテックジャパンでは、今後本格的にマザーボード市場へ参入するとしており、WinFastブランドを前面に打ち出したP4I845Dはまさにその第1弾といったところだ。



ブラケット CMI8738
バックパネル部 CMI8738
サウンド入出力ブラケットとCMedia製チップ。このほかバックパネル部にもアナログ入出力端子を備える。右下は付属の光デジタルケーブル

 特徴は豊富なサウンド出力で、オンボードで搭載するCMediaサウンドチップからハーネスを使って引き出せるのはアナログ6ch出力に加え、同軸デジタル入出力、光デジタル入出力と極めて充実。“CMI8738”の出力機能を使い切らんかというほどの大盤振る舞いだ。さらに光デジタル出力用にはケーブル、そして丸-角の変換コネクタまで用意されており、まさにサウンドカードいらずといったところ。豊富なサウンド機能がLeadtek製マザーボードのウリになるのかもしれない。



音声エラー報告言語設定ジャンパ
ボード上にはシステムスピーカを搭載しないが、英語と中国語による、POSTエラー読み上げ機能もサポートしているようだ。これもサウンド機能のひとつ?!
価格ポップ

 FSBは100~250MHzの範囲を1MHz刻みで設定でき、VCoreは1.100V~1.850Vの範囲を0.025V刻み、AGP供給電圧は1.5V~1.8Vの範囲を0.1V刻みで設定可能と、オーバークロック機能もきっちりと押さえた手堅い作り。価格はクレバリー1号店とWonderCityで1万9480円、コムサテライト3号店で1万9780円と、こちらも手堅いところに落ち着いている。



【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ