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静音ケース“サイレントマスター”の新バージョンはさらに静かに

2002年02月01日 23時43分更新

文● 小磯

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JC-2301SA

 静音ケースの代名詞“サイレントマスター”に第4世代品がまもなく登場予定。販売したユーザーやショップからの意見を吸い上げ、多くの改良が施されたVer.4「JC-2301SA」が、早ければ13日(水)にも店頭で販売開始予定だ。



5インチベイ部

 JC-2301SAでさらなる追求が行われたのは共振の防止。このため、Ver.3で厚くなったアルミ板は実際にモータが駆動する部分に近いドライブベイを中心にさらに厚みを増している。特に5インチベイ部は圧巻で、Ver.3で実現した固定用の板&ショックアブソーバ付きステイには、さらに外側から振動防止用のアルミ板が貼られる3層構造になった。もちろん3.5インチベイ部も従来の1.2mm厚から1.5mm厚へとアルミの厚さが増したほか、天板や底板も強化され、外観こそそれほど変わらないものの、明らかに重厚となっているのが印象的だ。



ステイ&防音シート
ケース内部。黒い防音シートによってイメージは大きく変わった

 このほか、従来地色の黄緑そのままの姿でケース側面や全面に貼られ、性能よりも色について不満の声が少なくなかった“内部防音ゲル”には、さらにその上から黒い防音シートを重ね貼り。これだけで同じ構成でPCを組んだ場合に数dBも騒音レベルが下がったという。このほか、換気用のファンを取り付けるためのステイが小さくなって使いやすくなったほか、ケース前面のLEDが従来の4つから7つに増え、青1つに赤/緑/黄が2つずつと、用途によって組み合わせられるようになるなど、使い勝手にも向上が見られる。


側面パネルにも内部防音ゲルが貼られているのはこれまでどおりで、もちろんこちらにも防音シートが貼られている
側面パネル2層構造
側面

 ベイ数は5インチベイ×5(うちシャドウベイ×1)、3.5インチ×2、3.5インチシャドウ×1で電源は非搭載。現在のところ明らかになっているのは仕様だけで、具体的な性能向上についてはまだ未知数だが、かなりの自信作ではありそう。今回も完全手作りのため、生産量はそれほど多くないと思われるだけに、気になった人は早めに動いた方がいいかもしれない。なお現在のところ、取り扱いが判明しているのは高速電脳のみで、予価は4万3800円と、従来よりも若干高めの設定になっている。



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