「パーツショップ店員のやることじゃないですね(笑)」
そう言いつつも跨って夜の街を疾走する店員氏。氏が乗るのは自転車ともキックボードとも違う不思議な乗り物で、なんと販売に向けて前向きに検討中だというのだ。
OVERTOPが来週中の販売開始を検討しているのは「Electric Mini Rider」という“乗り物”。どうやら台湾Elebike製のようで、PCパーツはもちろん、同店が2Fで販売するPCゲームとも無関係だが、一方でSlot1搭載マザーボードでTualatinコア版CPUを利用できるようにする変換ゲタ「PL-iP3/T」の国内代理店として知られるロンテック扱いであるというのは“アキバ的”なのかもしれない。販売されれば3万円台後半の価格になる見込み。
ペダルの代わりにあるのは足置き台。加速後はここに足を乗せる |
さてこのElectric Mini Rider、見てすぐ分かるのは自転車然としていながらペダルがないこと。また“見るからにバッテリ”という箱が本体後部に用意されているのも目を引く。最近一部メーカーなどが“電動キックボード”を発売して話題になっているが、一般的に立った状態で利用する電動キックボードを座って使えるよう自転車風にアレンジした製品と言えるだろう。椅子に座った状態でキックボードよろしく足でスタートを切り、一定の速度に達すればあとは電動モータによって走行できるというElectric Mini Riderは、差詰め“電動キック2輪車”といったところだ。
ハンドル部に用意されるアクセルとブレーキ。電動モータが始動後に有効となる | 見るからにバッテリというバッテリユニット。隠そうという気が全然ないのは台湾的!? なお、このバッテリのおかげで本体重量は23kgになる。だいたい17インチCRTモニタ並みだ |
最高速度は時速18kmで、1回の充電で20km走行可能。ただし、充電にはほぼ2日かかるというので、毎日の足に使うのは難しそうだ。バッチリ充電して歩行者天国となった日曜の中央通りを走り抜けたい人にはうってつけ。ほとんど知られていない未知の乗り物として、今なら“ジンジャー”こと「セグウェイ」並みの注目を集めるかもしれませんゾ。なお、タイヤが小さいため小回りが利きそうで、実際に乗った店員氏いわく「利きすぎてちょっと怖いですね。不器用な人にはオススメできないかも(笑)」とのことだが、だからこそ街中を走り抜けるのには最適?!
夜の街を颯爽と駆け抜ける店員氏。アクセルも付いて時速18km出るが、免許は不要だそうだ |