2月10日から「羊のうた」ラジオドラマ版が放送開始！3月公開の映画に出演の加藤夏希も製作発表会にゲスト出演！

2002年02月01日 04時41分更新

　昨年アキバのイベントにも登場し、インタビューでも紹介した加藤夏希ちゃん。3月には映画「羊のうた」が公開されることはご存知かと思うが、それまで待ちきれない人は2月10日から文化放送でスタートするラジオドラマ「羊のうた」を聴いてみるのもいいかもい知れない。ただし、こちらは高城千砂役に林原めぐみちゃん、高城一砂役に関智一氏といった具合にちょっと配役が違うのだが、2月下旬に開催された製作記者発表会には、映画で高城千砂役を演じる夏希ちゃんと八重樫葉役の美波ちゃんがかけつけ、エールを送った。
　ラジオドラマ版「羊のうた」の放送は、毎週日曜日24時30分～25時に放送中の「HOTELエンターテインメント」のコーナーのひとつ“LISTENING ROOM”で、毎週10分間ずつ放送される。


インタコミュニケーションズのプロデューサー阿部信行氏

　　株式会社インタコミュニケーションズのプロデューサー阿部信行氏は「1月19日にラジオドラマの収録をしましたが、役者のみなさん熱演で素晴らしい作品が録れたと思います。話は主人公の千砂と一砂が血が欲しくなる病を背負って実社会から離れていかざるをえなくなるという部分からはじまるんですが、今回のラジオドラマの脚本は映画「羊のうた」の監督が手がけており、こまかい情景描写・演出が施されています。ラジオドラマなりのテンポ間、セリフの右左のかけあいを加えて深い作品に仕上がり、一砂と千砂の息のあった芝居も大人のドラマになっています」と話した。

　なお、記者会見の席には江田新役でHOTELエンターテインメントのパーソナリティでもある小杉十郎太氏、高城一砂役の関智一氏も出席。ドラマ収録の感想を次のように語った。


小杉十郎太氏(左)と関智一氏(右)

【小杉】ラジオドラマを撮影する前に原作を5巻まで読んだんですが、こんなに親や兄弟のことを考えたことあったかな、と考えさせられましたね。ただ、非常に(シビアで)重かった。
【関】そうですね、描かれている内容をすごくキャリアのある役者さんが演じることでダイレクトにシーンが伝わってくる。クライマックスの回想シーンで出番のない役者さんは後ろで待ってるんですけど、鳥肌がたってきた。辛さが伝わってきて見ていられないということで、次々とスタジオを出て行きましたね。それぐらい手に汗握るアフレコでした。
【小杉】ハードだったね…。千砂役の林原めぐみちゃんなんかは「頭が痛いって」言ってました。本当に頭が痛いんじゃなくて役に入りすぎちゃうっていう…。
【関】そういえば林原めぐみさんは面白いこと言ってましたよ。この役を演じていると背骨が曲がると。それだけ葛藤しながら演じているので感情の高ぶりがすごかったということらしいですけど…。
【小杉】通常のラジオドラマよりも台本がしっかり書き込まれていて演じやすかったですね。監督もはじめてのラジオドラマの脚本ということでしたけど、知らない人は台本見て映画みたいな台本だって言ってました。
【関】言ってましたね。
【小杉】それにしても千砂と一砂が幼少のころの回想シーンはすごいよね。本当に奥の深い作品なので、是非、原作とラジオと映画と…羊ワールドにひたっていただきたい。


加藤夏希ちゃん(左)と美波ちゃん(右)

　　記者会見の最後には映画に出演している加藤夏希ちゃんと美波ちゃんが登場し、「ラジオドラマでは林原めぐみさんが千砂役をやるということで、(お会いしたことがないんですけど)すごく感動です。遠い親戚みたいな気がします。まだ、ラジオがどんな内容になるかわからないんですけど、映画とは違った内容になるかも知れないんで楽しみにしています」(加藤)、「映画では撮影の時もいろんな思い出や自分にプラスになったこがすごい多いので、観てる方も共感してくれるとうれしいです。ラジオのほうもすごい声優さんが勢ぞろいなんで、楽しみです」(美波)と話した。