2万7000円台という、市価を大きく下回る価格のRADEON 8500カードが登場した。サードパーティ製のRADEON 8500カードとしては第2弾ということになる。コア/メモリとも275MHzのRADEON 8500は、ATI Technologies純正品よりも安価なサードパーティ製品の登場後もこれまで3万円を越えていたが、その“牙城”はいともあっさりと崩れ去った格好だ。
PowerStripの測定結果 |
2万円台で登場したRADEON 8500カードは安価な製品を提供するとして知られるJetway製「R200A1D」。hynix製の3.6ns品メモリチップをはじめとしてカードのレイアウトはATI版のRADEON 8500/RADEON 8500LEと似ているが、基板の色や使用されているコンデンサ、抵抗などには微妙な変化が見える(代理店の恵安によるとJetwayはLEとして出しているものとのこと)。このあたりの違いが価格に影響していそうだ。
なお、ロットによる差も考えられるため断言はできないもののクレバリー1号店の協力で実際に動作させ、Entech Taiwan製のTweakユーティリティ「PowerStrip」にてチェックしてみると、たしかにコア/メモリクロックはともに275MHz(正確には274.5MHz)と確認できた。
パッケージはATI Technologiesの純正リテールパッケージによく似ており、なかなか個性的。微妙な設計の違いを気にしなければ、相場を破壊しかねないほど格安な今回のRADEON 8500を見逃す手はないだろう。テレビ出力とDVI出力の端子も用意し、価格はコムサテライト3号店で2万7500円、クレバリー1号店とWonderCityで2万7800円。
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