デュアルCPU対応マザーボードのリリースに積極的なIwillからデュアルXeon対応マザーボードの第2弾「DP400」が2月中旬発売予定だ。高速電脳とTSUKUMO eX.が動作しないというサンプルの展示を開始しており、また関係者の証言によると、USER'S SIDE本店でも展示されるという。
パッケージ。最近のIwill製マザーボードの流行に乗ってか、今回もIntel製品によく似たデザインだ |
WTX-PS2電源コネクタ |
DP400が搭載するチップセットは、現在のところ唯一のXeon対応製品であるRDRAMベースのi860。昨年夏に登場した「DX400-SN」からRIMMライザやオンボードのSCSIコントローラが省かれ、まったく別のPCBレイアウトを持つDP400は、そのシンプルな構成もあって他社製品に比べてかなり安価な価格設定となっているのが最大の魅力だ。アイウィルジャパンからショップに告知されている予価は“ミネベア製の430W WTX-PS2電源セットで8万9800円以下”。WTX-PS2はWTX規格から派生した電源で、DX400-SNや今回のDP400など一部サーバ向けマザーボード専用と言ってもいい規格。購入どころか探すのもなかなか難儀なためセット販売ということになったのだろうが、単品価格でおおよそ2万円台中盤といわれるミネベア製電源がセットで9万円以下というのは驚きの安さと言えるだろう。
アイウィルジャパンからショップに配布されたポップ |
コンシューマユーザーからすると高嶺の花ではあるものの、これからハイエンドの世界に足を踏み入れてみたいと考えている人にとっては格好の選択肢になりそう。それを意識してか、アイウィルジャパンも、先に登場し“2CPUに見える”として話題となったPrestoniaコア版Xeonとの組み合わせを全面に出したプロモーションを行うようだ。