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タイコ、自己復帰型過電流保護素子の鉛フリー製品を発売

2002年01月29日 23時29分更新

文● 編集部

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タイコ エレクトロニクス レイケム(株)は28日、自己復帰型過電流保護素子“ポリスイッチ”『nanoSMDM』シリーズの新製品として鉛フリー製品の販売を開始したと発表した。

『nanoSMDM』
『nanoSMDM』

ポリスイッチ(PolySwitch)は、ヒューズと異なり、2枚の金属電極箔で導電性ポリマーのシートを挟みこんだ構造を持つデバイスで、一般に“ポリマーPTC(Positive Temperature Coefficient/正温度特性)素子”と呼ばれる。電子機器に組み込めば、回路がショートするなどして過電流が流れた場合、急激に抵抗が増大して電流を制限、高抵抗状態を維持する。いったん電源を切って異常の原因を取り除いてから、再び電源を入れれば自動復帰するのが特徴。

素子サイズは3.2×1.6mm。最大定格電圧は6V、最大定格電流は40Aで、保持電流値は0.5A、0.75A、1.0Aの3種類を用意する。テープあるいはリールで納品され、量産時の参考価格は25円。納期は受注後4~6週間。同社では、携帯用電子機器、コンピューター/パソコン周辺機器、通信機器向けに販売するとしている。

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