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多チャンネル時代に対応したインターネットテレビ番組ガイド ―― ON TV Japan

2002年01月30日 19時35分更新

文● 及川晴生

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トップページ
ON TV JAPANのトップページでは、画面下部にもっとも注目度が高いと思われるその日のゴールデンタイムの地上波の番組表を表示している。ページが縦に長くなり、スクロールさせなければならない手間はあるが、番組表へ行くまでのクリック数で使い勝手が左右されるこうしたWebサイトでは、トップページに番組表があるメリットは大きい。

新聞を手に取ると、とりあえず最終面のテレビ番組表をチェックするという人は多いと思う。また1週間や2週間、1カ月分のテレビ番組表を収録した雑誌も多く、書店やコンビニの棚を賑わせている。最近ではインターネット上でテレビ番組表を配信しているWebサイトも増え、手軽に現在どんな番組がやっているのかなどといったことを調べられるようになった。今回はそうしたWebサイトのなかから、「ON TV JAPAN」を取り上げたい。



地上波からCSにBS さらにはケーブルテレビまで

番組表
番組表のページは、標準では画面下部に番組の詳細説明のための領域が作られ、そこからiEPGやネットリモコンでの録画予約、さらに放送1日前にメールで知らせるお知らせメールの機能などが利用できる。また詳細説明から出演者の名前をクリックすると、その人が出ている番組を検索する機能もある。

ON TV JAPANの特徴は、情報量が多く、かつ見たい番組を探すための多彩な機能が用意されている点だ。まず情報量だが、とにかく提供しているチャンネルの数が多い。地上波しかなかった以前とは違い、最近はBSやBSデジタル、そしてCSなどの衛星放送、さらにはケーブルテレビでの視聴も広まっている。ON TV JAPANはこうした多チャンネル時代に対応し、地上波に加えて、BS/BSデジタル、ケーブルテレビ、SKY PerfecTV! の番組表まで閲覧できる。なおケーブルテレビの場合、局によって提供されているチャンネル数などに差があるが、ON TV JAPANでは郵便番号からケーブルテレビ局を割り出し、該当する局の番組表を表示してくれる。このようにさまざまなチャンネルを一括して閲覧できるのは、ON TV JAPANを利用する大きなメリットだと言える。

見たい番組を探すための検索機能が充実している点も特筆したい。トップページに「ジャンルで探す?」「お目当てのタレント?」「テーマで探す?」の3つのリンクがあり、音楽番組を見たいという目的で探すならジャンルを、誰それが出ている番組を見たいのならお目当てのタレントを、泣ける/笑える番組が見たいなどといった場合はテーマで探すというように、ユーザーの調べたい内容によって機能を使い分けられる。

細かいのがジャンルから番組を探す機能で、まず「ドラマ」「映画」「スポーツ」「バラエティ」といった大項目があり、さらにドラマの中には「一般ドラマ」「時代劇」「推理・サスペンス」と小項目が用意されている。こうした細かな属性を設けることで絞り込みを可能にし、目的の情報へアクセスするためにかかる時間を短縮している。



豊富なカスタマイズ機能で番組を見逃さない

ユーザー登録後の画面
ユーザー登録を行ない、お好みジャンルを指定すると、このマイTVカレンダーのページで、そのジャンルにマッチした番組の一覧が見られる。視聴環境としてケーブルテレビやSKY PerfecTV! を選択していると、相当数の番組がヒットしてしまい、結局見たい番組を探すのに手間取ることになる。現在日付別に表示することができるが、さらに時間帯やチャンネルで絞り込む機能がほしい。

ユーザー登録を行なうことで、さらに豊富な機能が利用できるのもON TV JAPANならではの部分である。利用できるのは、自分の試聴環境に合わせて番組表をカスタマイズできる「パーソナルチャンネル」、ジャンルや出演者、番組名などといったキーワードを指定しておくと、それにマッチした番組情報が「マイTVカレンダー」という専用ページに表示され、なおかつメールでも配信される「お好み番組登録」、番組表で指定した番組を放送前日にメールで知らせる「お知らせメール」など豊富で、テレビ好きなら登録したくなる魅力がある。

肝心のテレビ番組表のレイアウトは、横軸が時間、縦軸がチャンネルというレイアウト。縦軸がチャンネルで横軸は時間の新聞とは反対で見づらさも感じるが、新聞と同じレイアウトにするとチャンネル数が多い場合に横スクロールの回数が増えてしまうことを考えると、仕方のない部分だろう。便利なのが番組表で番組名をクリックすると、フレームで区切られた画面下の領域にその番組の出演者などの詳細が表示されること。フレームを利用することで、その上の番組表が見えなくなったり、また別のウィンドウを開くことなくどんな番組かがチェックできる。フレームをうまく活用した好例と言えそうだ。



インターネットを使った予約録画システム iEPG/ネットリモコンにも対応

テレビ番組を録画できるパソコンを利用しているユーザーには、「iEPG(Internet Electronic Program Guide)」や「ネットリモコン」に対応している部分にメリットが感じられるだろう。iEPGは、テレビ録画可能なパソコンで録画予約するための仕組み。ON TV JAPANでは録画したい番組の「iEPG録画」ボタンをクリックすると、自動的に予約録画が登録され、開始時間や終了時間、チャンネルを設定する手間がない。

もう一方のネットリモコンは、外出先のパソコン、あるいは携帯電話からON TV JAPANにアクセスし、見たい番組をネットリモコンの機能を使って録画予約できるというもの。録画予約を行なうとサーバ側から事前に登録されたアドレス宛にメールが飛ぶ仕組みで、録画を行なうパソコンが一定間隔でそのメールアドレスをチェック、予約録画メールがあればその内容が自動的にセットされる。もしiEPGやネットリモコン対応の録画可能なパソコンを持っているのなら、こうしたON TV JAPANの機能を使わない手はない。


ただ番組表を見るだけなら新聞でも雑誌でもいいが、ON TV JAPANはユーザーごとの番組表のカスタマイズやチェックした番組のメールでの通知、さらにはiEPGやネットリモコンを使ったパソコンでの録画に対応など、インタラクティビティが高いメディアを作れるというWebサイトのメリットを最大限に発揮している。テレビ好きに注目してもらいたいのはもちろん、情報提供を主とするサイト管理者にも参考になる部分は多いだろう。

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