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アルファ・オメガソフト、電話音声で心理分析を行なうコールセンター向けソフト『i-Risk』を発表

2002年01月28日 18時17分更新

文● 編集部 田口敏之

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(株)アルファ・オメガソフトは25日、電話の音声から相手の心理の変化や虚偽を検出できるコールセンター向けのソフト『i-Risk(アイリスク)』を発表した。

同製品は、音声をそれぞれ短い分節に区切って、音声データから人間の声に含まれる興奮、混乱、感情の大きな変化やストレスを検出するもの。相手の“緊張度”や“とまどい度”などを計測し、重大なクレームを未然に防止したり、「カードが盗まれた」などの不正コールに対する早期対応を行なえるという。また同時に、会話の内容や結果を分析し、オペレーターを客観的に評価できるようにもなるという。

通話相手の心理状態がディスプレー上に表示される
通話相手の心理状態がディスプレー上に表示される

同製品は、リアルタイムで理分析を行なう『i-Riskオンライン』、検出された心理データをデータベース化して管理する『i-Riskサーバー』、会話の主なストレス部分を検出してオペレーターの評価を行なう『i-Riskマネージャー』の3つのソフトウェアから構成されている。米Risk Technologies社が、軍事用に開発した音声による心理分析技術“Truster Technology(トラスターテクノロジー)”を、コールセンター向けに応用したものだという。

同製品のサーバーの動作環境は、対応OSがWindows 95/98/Me/NT4.0/2000、CPUがPentium-500MHz(600MHz以上推奨)、メモリーは128MB(256MB以上推奨)。クライアントは、対応OSがWindows 95/98/Me/NT4.0/2000、CPUがPentium-333MHz(500MHz以上推奨)、メモリーは64MB以上(128MB推奨)、なおこれ以外に、サウンドボードが必須となっている。

価格は、オペレーターが数十人程度のコールセンターの場合、約3000万円程度。同社では、初年度約3億円の売り上げを見込んでいる。

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