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エイジア、eCRMシステム『WEB CAS formulator』を発売

2002年01月28日 14時43分更新

文● 編集部

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(株)エイジアは28日、ウェブマーケティングを支援するeCRMシステム“WEB CAS”シリーズの第2弾となる『WEB CAS formulator(フォーミュレーター)』を2月5日に発売すると発表した。価格は55万円(無制限クライアントライセン付き)。発売記念キャンペーンとして、2月5日から3月31日まで39万8000円で販売する。

トップ画面
『WEB CAS formulator』のトップ画面

“WEB CAS”シリーズは、Java(Java Servlet)とXMLを採用し、オブジェクト指向言語で作成したコンポーネントをベースにアプリケーションを組み上げる、独自の“Composite Application System(CAS)”を採用することで、特定のプラットフォームに依存しないウェブアプリケーションを構築できるのが特徴。同社は、データベースと連携し、ユーザーごとにカスタマイズした電子メール“パーソナライズメール”の送信などが行なえるアプリケーション『WEB CAS e-mail』を第1弾として販売している。今回、第2弾として、企業のウェブマーケティングの管理、分析、調査をサポートするeCRMシステム『WEB CAS formulator』を投入するもの。

『WEB CAS formulator』は、アンケートの設計や資料請求などの顧客データベースと連携したウェブページや、FAQや商品情報、プレスリリースなど頻繁に更新が必要なウェブページを、HTMLやプログラミングの知識がなくても作成でき、一元管理するためのアプリケーション。ウェブページは“ブロック”と呼ぶ単位で構成されており、DBと連携するものと、画像/文字情報を扱うものを、組み合わせて利用できる。ウェブページの作成には、アンケートや資料請求、求人登録など約100種類のテンプレートや、メニューから配色やフォントなどを選ぶだけでフォームを作成できるフォームデザイン機能などを利用できる。入力時の必須項目の設定や、登録完了画面も利用可能。

管理機能としては、データベース(DB)から自動生成される複数のウェブページ(タスク)を一元管理する“タスクマネージメント機能”、ウェブページの公開期間を任意に設定できる“公開スケジュール機能”などの管理機能を搭載する。また、資料請求など、ユーザーが入力したデータをすぐにDBからメール送信する“登録データメール送信機能”も搭載する。

そのほか、リアルタイムで集計データを数値やグラフで参照できる“リアルタイム集計機能”を搭載する。各ウェブページの集計データはCSV形式でダウンロードでき、Microsoft Excelや(株)エヌジェーケーのデータ分析ソフト『DataNature(データネーチャー)』などを利用して、クロス集計を行なったり報告書を作成したりできる。

対応するサーバーOSは、Windows 2000/NT Server、LinuxなどのUNIX系で、ウェブサーバーソフトはIIS 4.0以上あるいはApache 1.3.x以上とTomcatなど。DBサーバーソフトはOracle、SQL Server 7.0以上、DB2、PostgreSQLなど。

製品パッケージ『WEB CAS formulator』

同社では、売り上げ規模が20億円以上の中堅企業や大企業のビジネスユニットをターゲットとしており、直販のほか、アライアンスパートナーの(株)日立情報システムズ、加賀ソルネット(株)、インターワイヤード(株)、(株)オフィスエルアンドジーを通して販売する。2001年度末までに2億円の販売を見込んでいるという。

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