PCの操作中、利き手である右手はマウスを操作するとして、左手は何をしているだろうか? ちょっと慣れると左手でキーボードショートカットを操ったりもできるが、もっと有効な左手の使い道はないだろうか…と考えたかどうかは判らないが、ワコムから左手用入力デバイス「Smart Scroll」が登場した。
発想的にはマイクロソフトの「Microsoft SideWinder Strategic Commander」や米Belkin製の「Nostromo n50 SpeedPad」と同列の製品といえよう。
インターフェイスはUSB。ボディ全体は左手の起伏に合わせた曲面で構成されており、まず目を引くのは中央のトラックボール。基本的には多機能なトラックボールというべき製品だが、左手専用デザインのものはユニークといえよう。
トラックボールの上には8個のファンクションキーが配され、右には第9ボタンとしても機能するスクロールホイールが備わっている。製品にはドライバのほか、対応ソフトに応じて8個のキーとホイールにあらかじめ機能を割り当てるプラグインが同梱されており、もちろんこの割り当ては自由に変更が可能となっている。
トラックボールとホイールでスクロールもズームアップ/ダウンも自由自在、空いた右手はマウスやペンタブレットを、というのが使い方。
対応ソフトはInternet Explorer、Netscape Navigator、Microsoft Word/Excel/Visio、Adobe Photoshop/Photoshop Elements/Photoshop LE/Acrobat Reader、Autodesk AutoCAD。これは今後も追加される予定で、新たなプラグインは順次ワコムのサイトで公開されるという。
価格は高速電脳で5800円。
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