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英image.net、新作映画などのPR素材を無償提供するサービスを日本国内で開始

2002年01月25日 17時02分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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英image.net社は25日、プレスやジャーナリスト向けに映画や音楽などのエンターテインメント用PR素材を提供するウェブサイト“image.net(イメージネット)”の日本向けサービスを開始したと発表した。

サイト画面例
image.netのサイト画面。“映画”“音楽”など任意の分野、およびタイトルを選択し、素材一覧から必要なデータをダウンロードできる

“image.net”は、世界113ヵ国のジャーナリストやプレス約2万人が利用するPR素材提供サービスで、同サービスに登録したプレスは、映画会社やレコード会社、テレビ局などが提供する新作映画やCDなどの画像素材を無料で閲覧/ダウンロードできる。なお、同サービスはプレス向けの業務用サービスのため、一般ユーザーは利用できない。

同サービスを利用する情報(素材データ)提供者が、同社にポジ等の素材を送付すると、同社がその素材をスキャンしデジタル画像データとしてサイトに掲載、プレスはそのサイトにアクセスして素材データをダウンロードできる仕組み。

プレスのサービス登録料および利用料は無料だが、登録の際に、同社および情報提供者が登録内容の審査を行ない、認可されたプレスのみに素材提供サイトへアクセス権が与えられる。

同社は、情報提供者である映画会社や音楽会社などから利用料を得ることで同サービスを運営する。情報提供者側のメリットとして、PR素材をポジ等でプレスに配布する場合より、2~3割程度コストを削減できるという。なお、情報提供者向けの利用料は、作品や配信地域などの条件によって異なる。

同社は、今回日本でサービスを開始するにあたり、ユナイテッド・インターナショナル・ピクチャーズ・ファー・イースト(UIP映画)、ブエナ・ビスタ・インターナショナル(ウォルト・ディズニー・インターナショナル・ジャパン(株)の映画配給部門)、(株)ワーナーミュージック・ジャパンと契約を結び、UIP映画とディズニー映画の新作タイトルの素材提供を開始するほか、数ヵ月後にはワーナーミュージックの新作アルバム情報も提供するという。

日本でのサービス展開について同社は、2002年に公開される新作映画の90%においてPR素材の提供を行なうことを目標としているほか、日本には総合情報誌が多いことから、ファッションや化粧品、家電などさまざまな業界各社と提携し、同様のPR素材提供サービスを行ないたいとしている。

Sullivan取締役副社長
image.net創設者のひとりでフォトジャーナリストでもあるAidan Sullivan取締役副社長。「海外ではさまざまな映画会社やレコード会社など40社とすでに契約している。会社としても急成長を続けており、今年度の売上は140万ポンド(約2億7000万円)になる見込み」

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