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「All-in-Wonder RADEON 8500DV」に国内版パッケージが登場、違いは?

2002年01月23日 22時50分更新

文● 小磯

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日本正規代理店版

 並行輸入版の登場から約1カ月半。ATI Technologies製TVチューナ付きビデオ&DVキャプチャカード「All-in-Wonder RADEON 8500DV」にようやく国内版の正規流通品が登場した。価格は4万円台後半が中心で、並行輸入版より数千円高い程度となっている。



All-in-Wonder RADEON 8500DV

 並行輸入版が登場した際に注目され、結局“チャンネル選択後にステレオのチェックボックスをオンにすれば、ステレオ音声に対応。ただし、チャンネルを変えるたびにチェックし直さなければならない”という条件付きながら利用可能だったステレオTVチューナ。ここに変化があるのか、というのが国内版を待っていた人からすると気になるところだろうが、蓋を開けてみるとPhilips製のステレオデコーダ“TDA9886TS”はそのまま。なんらかのコーティングを確認できるブリッジチップ“ATI BRIDGE”くらいしか外観上の並行輸入版との違いはないが、この変化がTVチューナのステレオ対応に影響しているかどうかは分からない。ATIテクノロジーズのウェブサイトではステレオ対応が明記されているため、なんらかの対策によってステレオに対応したと考えるのが妥当だが、不安な人は情報が出揃うのを待った方がいいだろう。



2月26日追加情報:国内版代理店のアスク、そしてATI Technologiesの日本法人であるATIテクノロジーズジャパンによると、海外版と国内版でハードウェアに違いはまったくないとのこと。このため、国内版でもTV番組視聴時には標準でモノラル音声になるという。これはMultimedia Centerの仕様で、ステレオで視聴したい場合には、チャンネル選択後にステレオのチェックボックスをオンにする必要がある。なおATIテクノロジーズジャパンでは、今後のバージョンアップで、ステレオ放送は自動的にステレオで受信するようにソフトを改変する計画があるという。
ATI BRIDGE ステレオデコーダ サウンドチップ
なんらかの処理が行われたATI BRIDGE(左)。もっとも、変化したのは外観だけという可能性もあるPhilips製のステレオデコーダ。チップ型番に変更はないこのほか音に関連するチップとしてはカード裏面に搭載するMicronas製サウンドチップがあるが、これも並行輸入版と同じ
パッケージ

 このほか基本的な仕様はこれまでどおり。詳細は並行輸入版登場時の記事を参照してほしい。日本語マニュアルを同梱するのも、もちろん変わりない。なお、パッケージは最近のATIテクノロジーズ製品らしく並行輸入版と同じで、国内版である旨を示すシールが貼られているだけだが、これまでの無味乾燥な“ドキュメント含む”シールだけでなく、今回から国内正規版であるとうたうシールも新たに貼られているので今までよりも区別しやすくなるだろう。ただし、同時に貼られた注意書きのシールでは、本来サポートされないPAL方式が“サポートされています”となってしまっているので要注意。国内で利用する限りは大きな問題ではないが、気を付けておくに越したことはない。



正規サポート製品 PAL方式対応?!
ATIテクノロジーズの正規サポート付きをうたうシール問題のシール。なお、北米地域のみで提供されるクローズドキャプションなどの機能を利用できない点についての注意は正しい(=利用できない)
24日現在の価格情報
価格ショップ
\46,980コムサテライト1号店
コムサテライト2号店
\47,400OVERTOP
\47,480若松通商エルプラザ
\47,800高速電脳
USER'S SIDE本店
\48,380若松通商LAN/PLAZA
\49,800BLESS 秋葉原本店
\51,799TSUKUMO eX.
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