IDEタイプのHDDとしては未曾有の8MBというキャッシュ容量でデビュー以来人気となっているWestern Digital製HDD「WD Caviar 100GB Special Edition」(WD1000BB-SE)。あまりの人気のため、レギュラー製品として新型番「WD1000JB」が与えられたほどだが、そんな“JB”シリーズに待望の新製品が登場した。
型番は「WD1200JB」。その名のとおり、Western Digitalの従来製品「WD1200BB」のスペシャル版といった位置づけにあたるWD1200JBは、1プラッタあたりの容量が40GBと、WD1000JBの33.3GBよりも高密度となっているのが大きな特徴。8.9ミリ秒という平均シークタイムなど基本的な仕様は同じで、プラッタ密度だけが異なるWD1000BBとWD1200BBの仕様差がそのままJBシリーズでも踏襲されているわけだが、この高密度化はより高性能のHDDを求めているなら見逃せないところと言えるだろう。
WD1000BB-SEの発表時にWestern Digitalが発表した資料によると、キャッシュ8MB版のJBシリーズはキャッシュ2MBの標準モデルよりも約25%高速となっている。そのJBシリーズ最新作となるWD1200JBの最大内部転送速度はWestern Digitalのウェブサイトを見る限り65.6MB/秒(525Mbit/秒)と従来製品に比べて変化ないが、一方でOEM供給を受けているDellのサイトには75.3MB/秒(602Mbit/秒)とされているのは見逃せないところ。Dellの表示が正しいものだとすると、あくまで可能性の問題であって保証の限りではないが、大容量キャッシュによって約15%の高速化を果たしたJBシリーズは、最大内部転送速度74MB/秒で現在最速とされているIBM製「Deskstar 120GXP」のを上回る、史上最速のIDE HDDとなる可能性があるわけだ。
実売価格は3万8480円~3万9800円。週末に新&追加入荷する予定のショップもあり、合計すると初回入荷分は比較的潤沢のもよう。ただし「次回入荷の予定は未定」と複数ショップが口を揃えているのも事実で、またWestern Digital製HDDは突然入荷しなくなることもままあるので、実績のあるJBシリーズ最新作が欲しい人は早めに動いた方がいいかもしれない。
価格 | ショップ |
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\36,980 | 若松通商LAN/PLAZA |
\38,600 | コムサテライト3号店 |
\38,800 | コムサテライト1号店 BLESS 秋葉原本店 |
\38,980 | 若松通商エルプラザ 若松通商PS/PLAZA |
\39,799 | TSUKUMO eX. |
\39,800 | 高速電脳 |
\42,700 | フェイス |