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アンヴィ、3G携帯電話利用の英会話学習システム“Palm Education”を発表

2002年01月22日 20時23分更新

文● 編集部 増田悦子

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(株)アンヴィは22日、NTTドコモの第3世代移動通信サービス“FOMA”のテレビ電話機能を利用した英会話学習システム“Palm Education(パーム・エデュケイション)”を開発し、都内で記者発表会を行なった。

左から、F.J.クディラ アンド アソシエイト代表取締役社長フランシス・J・クディラ(Francis J.Kurdyla)氏、アンヴィ代表取締役社長 戸城 卓二氏、アンヴィ取締役副社長 望野 和美氏

同サービスは、FOMAのテレビ電話機能を用い、生徒と講師で1対1の英会話のレッスンを行なうというもの。従来の英会話スクール形式では、予約をとっても忙しくてスクールにいけなかったり、テレビ電話やパソコンを利用した形式では、自宅など室内でしか行なえなかった。携帯電話を利用することにより、外出中の好きな時間にレッスンを受けられる。同社では、携帯電話を片手に持ち、レッスンを行なうということから、手のひらで行なえる学習“Palm Edcation”と名付け、4月に“アンヴィ英会話”を開始する。

M教育システム
“M(モバイル)教育システム”としてビジネスモデル特許を出願中という(2件)

料金は、3ヵ月コースが25分×60レッスンで26万8200円、6ヵ月コースが25分×120回レッスンで49万2000円。レッスンは、前日の18時までに、ウェブあるいは、iモードで予約をし、行なう。レッスンが受けられる時間は8時から22時まで。コースはTOEIC600点程度を対象に2コース、TOEIC730点程度を対象に1コース設ける。各コースとも、講師およびコンテンツは、パートナーシップを提携したF.J.クディラ&アソシエイト(株)から提供を受ける。

FOMA端末があればどこでも学習できる
FOMA端末があればどこでも学習できる

4月の第1期生に300人、7月の第2期生に300人限定で募集をし、実験的に運営した後に、2002年度1100名を目標にするという。2002年の売上目標は約4億円、2005年には約36億円を目指すとしている。なお、同システムは年4回の限定募集で、途中入校は認めていない。第1期生の募集は23日に開始する。

“Palm Education”のイメージ
“Palm Education”の携帯電話の画面イメージ

アンヴィ代表取締役社長の戸城 卓二氏は、「3Gの通信の速さに注目し、テレビ電話やパソコンではなく、携帯電話を選び、プロジェクトを立ち上げた。アンヴィは2001年10月に同プロジェクトのために立ち上げた会社である」と述べた。また、「FOMAの普及率と通信料が不安の種であったが、FOMA本体に関しては弊社のビジネスパートナーから格安で提供することで解消し、通信料に関しては、受講後3ヵ月コースには3万円、6ヵ月コースには6万円のキャッシュバックを導入することで解消できる。また、今後はauやJ-PHONEでも3Gのサービスが開始されると思うが、順次対応していきたい」と述べた。

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