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米IBM、NEC、日立、富士通がエンタープライズLinuxの障害調査機能を発表

2002年01月22日 18時23分更新

文● 編集部

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米IBM社、日本電気(株)、(株)日立製作所、富士通(株)は22日、昨年5月に発表したエンタープライズLinuxの機能強化における協業の成果物として、カーネルクラッシュダンプとカーネル状態トレーサーの機能強化を行ない、オープンソースコミュニティーに共同提案したと発表した。

“カーネルクラッシュダンプ Linux Kernel Crash dumps(LKCD)”とは、システムがクラッシュした場合、カーネルのメモリーイメージを保存し、リブートの際に、それを利用して回復、分析を行なう機能。米SGI社が開発し、オープンソースコミュニティーが強化してきた。4社も開発に参加しており、半年以内には、大量メモリーのダンプに対応する機能や、採取したメモリーダンプから必要な情報を容易に抽出する機能も提案するという。

また、“カーネル状態トレーサ(LKST)”とは、カーネル内のさまざまな情報の変化を記録することにより、システムに障害が発生した際の原因究明を支援する機能。情報の取得や記録に伴うオーバヘッドが少なく、カーネルへの組み込みも容易だという。

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