ヤフー(株)は21日、郵政事業庁による一般小包郵便“ゆうパック”を利用し、24時間コンビニで発送受け付けを行なう物流サービス“Yahoo!ゆうパック”を開始したと発表した。
このサービスは、(株)ファミリーマートのマルチメディア端末“Famiポート”を利用して“ゆうパック”の発送受け付けを行なうもので、24時間発送受け付けが行なえるほか、料金も通常より最大10％割引になるという。小包の破損や紛失に対する補償は実損額で上限が50万円。サービスを利用するには無料で登録できるID“Yahoo!ゆうパックID”が必要。
また、オークションサービス“Yahoo!オークション”のページからオークション終了後の出品物の発送手続きが行なえるのも特徴。ホームページで申し込みを行なうと料金が計算され、受け付け番号が発行される。その後、送りたい小包を最寄りのファミリーマートに持ち込み、店舗に設置されているFamiポートの画面に受け付け番号を入力すると、申込券と控えのレシートが印刷される。これを店員に渡せば手続きが完了する。配送料金の決済は、ネット振込(ジャパンネット銀行)とクレジットカード(VISA、MasterCard)に対応している。
サービスは、当初、東京都/山梨県/愛知県/三重県/岐阜県/静岡県(浜松市内ほか一部)のFamiポート導入店舗約1500店舗で提供する。3月末には約3200店舗、今秋には約5800のファミリーマート全店舗で取り扱う予定。
同社では、伝票を手書きせずにすむほか、ファミリーマートの店頭で24時間いつでも荷物の受け付けが可能なことからユーザーの利便性が向上するとしている。なお、システム開発、運用と決済、物流のインフラは伊藤忠商事(株)が提供する。
